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写真●NTTデータの岩本敏男社長
写真●NTTデータの岩本敏男社長
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 NTTデータは2013年10月31日、2013年4~9月期の連結決算を発表した。売上高は6130億円と前年同期比1.4%増、営業利益は同91.3%減の26億円だった。不採算案件の影響が強く、大幅な減益となった。

 国内のシステム開発で6件の不採算案件が発生し、営業利益を押し下げた。総額は約250億円。内訳は金融が2件、ユーティリティが3件、製造が1件の計6件。250億円の半分は金融の2案件によるものだという。

 記者会見した岩本敏男社長(写真)は、不採算案件の原因について「新技術の見極めやプロジェクト計画の見極めが不十分だった」と説明した。10月から社長直轄のプロジェクト審査委員会を設置し、再発防止に努めている。詳細は決まっていないが、不採算案件の責任を取って社長を含めた役員の報酬を10~20%削減する方針を示した。

 NTTデータは通期の連結業績予想も下方修正した。売上高は前期比2.2%増の1兆3300億円に据え置いたものの、営業利益は同30%減の600億円(従来予想は900億円)、純利益は同47.1%減の230億円(従来予想は450億円)とした。同社は同日、スペインのIT大手エヴェリスグループの買収を発表した(関連記事:NTTデータがスペイン企業を買収、海外売上高3500億円達成を1年前倒しへ )。