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 カナダBlackBerryは現地時間2013年11月4日、カナダの投資会社Fairfax Financial Holdingsが率いる企業連合への身売り計画を撤回すると発表した。代わりに、転換社債の発行を通じて、Fairfaxをはじめとする投資家から10億ドルを調達する。また、Thorsten Heins最高経営責任者(CEO)が退任することも明らかにした。

 BlackBerryはFairfaxらが同社を約47億ドルで買収することで合意したと9月に発表したが(関連記事:BlackBerry、全株式売却でカナダの投資会社と基本合意)、買収資金の調達面で疑問が生じていると伝えられていた。BlackBerryの買い手候補には中国Lenovo Group(聯想集団)など複数の企業の名前が挙げられたが(関連記事:LenovoもBlackBerryの買収を検討中、WSJなどが報道)、正式な買収提案や交渉があったかどうかは明らかにされていない。

 新たな方針におけるFairfaxとの合意では、Fairfaxは2億5000万ドル分の社債を購入する。手続きは2週間以内に完了する見通し。

 手続き完了にともない、米Sybase(2010年にドイツSAPが買収)の元会長兼CEOで、現在米Wells Fargoと米Walt Disneyの取締役を務めるJohn S. Chen氏がBlackBerry取締役会会長に就任する。Heins氏の後継が決まるまで、Chen氏が暫定CEOを兼務する。

 身売り計画撤回で先行きが不透明になったことから、BlackBerry株式は前営業日比1.28ドル(16.41%)安の6.49ドルで同日の取引を終えた。

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