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写真1●PaPeRo petit
写真1●PaPeRo petit
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写真2●NEC 執行役員 保坂岳深氏(左)とPaPeRo petit(右)
写真2●NEC 執行役員 保坂岳深氏(左)とPaPeRo petit(右)
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 NECは2013年11月11日、コミュニケーションロボット「PaPeRo」を小型化した「PaPeRo petit」(写真1)を公開し、PaPeRo petitとクラウド連携型ロボットプラットフォームを元にした「PaPeRoパートナープログラム」を発表した。

 PaPeRo petitは、身長24cm、体重1.3kgで、従来の「PaPeRo R500」の約半分の大きさとなる。本体に組み込む機能を制限し、一部の機能をクラウド基盤に移行することでロボットの小型化を実現した。カメラやマイク、人検出センサーを備えており、温度、距離、角度などから暗い場所でも人を検出できるほか、検出後は人の方向を見て話すことができる。クラウド上の認識技術と組み合わせ、さらに高度な画像認識や音声認識も可能だ。

 NECでは、PaPeRo petitを活用したアプリケーションを提供するためのクラウド基盤として、クラウド連携型ロボットプラットフォームを用意。NECのM2Mソリューション「CONNEXIVE」にロボット用機能を追加し、サービス管理やデバイス管理などができるようにしている。

 今回発表したPaPeRoパートナープログラムは、「アプリケーションパートナー」と「ビジネスパートナー」の2種類。アプリケーションパートナーはNECが公開するAPIを元にアプリケーションを開発し、ビジネスパートナーがエンドユーザーにサービスを提供する。同一企業がアプリケーションパートナーとビジネスパートナーを兼ねることもある。

 NECでは、当面の目標としてパートナー100社と契約することを目指しているという。すでに数社とパートナー契約を結んでおり、2014年1月には具体的なサービスの提供を始める予定だ。

 エンドユーザーの具体的な利用シーンとして、NEC 執行役員の保坂岳深氏(写真2)は、「在宅のお年寄りに話しかけ、返事がない場合は遠方の家族に知らせたり、不審者を発見して通報するといった利用方法がある」と話す。また、遠隔健康相談といった生活支援サービスや、店舗におけるマーケティングサービスなども想定しており、「パートナーとともにロボットを活用したビジネスを拡大したい」としている。

 これまでのPaPeRoは、クラウド連携することなく単体で機能しており、月額5万円でレンタルしている。一方、新たに開始するパートナープログラムを通じたPaPeRo petitの利用料は、「1~2機能の場合で月額1万円以下になるようにしたい」(保坂氏)という。

 NECでは、ロボット活用サービスのグローバル展開も目指しており、「今後3年間で100億円規模の事業へと育てたい」(保坂氏)としている。