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 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の従業員用パソコン1台がコンピュータウイルスに感染し、外部との不審な通信による情報漏洩が疑われている問題(速報記事)で、通信先は韓国とみられるIPアドレスのサーバーだったことが、2014年1月7日、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構への取材で分かった。

 ウイルスに感染したのは、もんじゅの発電課従業員が使用するパソコン。1月2日に、約90分間にわたって不審な通信が行われていた。その後の調べで、韓国とみられるIPアドレスのサーバーとの間で33回通信が行われていたと判明した。

 ただし、同機構広報部報道課の説明によれば、現時点ではIPアドレスを確認しただけ。本当に韓国のサーバーと通信していたか、さらにその先のサーバーに情報が送信されたかどうかなど、詳細はまだ明らかになっていないという。

 ウイルスに感染したのは、動画再生用のフリーソフトを更新した時だった可能性が高いという。このフリーソフトの利用は、部署で許可されていた。高画質画像を再生するためのソフトとしては比較的著名だが、米Microsoftや米Adobeなど大手ITベンダー製ではないという。広報部報道課は「まだ感染源と断定したわけではないので、具体的なソフト名を明らかにするのは差し控えたい」としている。