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 米Ford MotorのAlan Mulally最高経営責任者(CEO)が米Microsoftへの移籍を否定したと複数の海外メディアが報じた。同氏はMicrosoftの次期CEO有力候補の1人と見られていた。

 米Associated Press(AP通信)が現地時間2014年1月7日に伝えたところによると、Mulally氏は2014年末まではFordにとどまる意向を示し、「それ以外の計画は無く、Microsoftに関する憶測を終わらせたい」と、インタビューに答えた。しかし同氏はMicrosoftとの話し合いが行われたかどうかについては明言しなかった。

 Microsoftは2013年8月にSteve Ballmer CEOが1年以内に退任する予定であることを明らかにし、次期CEO選定の特別委員会を設置した。当初は2013年末までの任命に向けて選定作業に取り組んでいたが、12月17日に「作業の完了は2014年の早い時期になる」との見通しを明らかにした(関連記事:Microsoftの次期CEO探し、結論が出るのは2014年の早期)。

 Mulally氏については、Fordでの実績や、Microsoftの経営幹部と親交がある点などから有力視される一方で、ソフトウエア業界の経験が浅いことや68歳という年齢から反対する意見も多かった(米New York Timesの報道)。

 また別の有力候補だった米QualcommのSteve Mollenkopf社長兼最高執行責任者(COO)はQualcomm次期CEOに正式決定し(関連記事:Qualcomm、Microsoftの新CEO候補と目されたMollenkopf氏を次期CEOに任命)、候補者リストから外れている。

 関係筋が英Reutersに語ったところによると、Microsoftは現在、候補者をフィンランドNokiaのStephen Elop CEO、Microsoftクラウドおよびエンタープライズ部門責任者のSatya Nadella氏やビジネス開発部門トップのTony Bates氏など数人に絞りこんだという。

 このほか米OracleのMark Hurd社長、米PivotalのPaul Maritz CEOといった名前も挙げられているが、Microsoft広報担当者は「選定の手続きと候補者に配慮し、われわれは個人名についてコメントしない」と述べている(米Wall Street Journalの報道)。