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 米Gartnerは現地時間2014年1月9日、世界パソコン市場に関する調査結果(速報値)を公表した。それによると、2013年第4四半期(10~12月)の世界パソコン出荷台数は8260万台で、前年同期から6.9%減少し、7四半期連続で前年割れとなった。

 また、2013年の年間パソコン出荷台数は3億1590万台で、前年から10%減少した。これはパソコン市場の歴史で過去最悪の減少率。出荷台数は2009年の水準にまで戻ったという。

 Gartnerによると、新興国市場を中心にパソコンを買い控えて、初めてのネット接続機器としてスマートフォンやタブレットを購入する動きが出ている。一方で米国などの一部の地域では底入れが感じられるという。

 2013年第4四半期のメーカー別出荷台数順位を見ると、中国Lenovo Group(聯想集団)が1490万台で、18.1%のシェアを獲得し、前の四半期に続きトップとなった。Lenovoの出荷台数は前年同期から6.6%増え、伸び率は上位5社の中で最も高かった。

 Lenovoに次いで出荷台数が多かったのは米Hewlett-Packard(HP)で、台数は1360万台、シェアは16.4%。HPの出荷台数は前年同期から7.2%減少した。3位は米Dellの980万台(シェア11.8%)。台湾Acer Groupが650万台(同7.8%)、台湾ASUSTeK Computerが540万台(同6.5%)と続く。このうちDellの出荷台数は前年同期比6.2%増と伸びたが、AcerとASUSTeKはそれぞれ16.0%減、19.0%減と大きく落ち込んだ。

 2013年第4四半期の地域別出荷台数を見ると、米国は1580万台で前年同期から7.5%減。EMEA(欧州、中東、アフリカ)は2580万台で同6.7%減。アジア太平洋地域は2650万台で同9.8%減だった。

 Gartnerの主席アナリスト、北川美佳子氏によると、米国ではホリデーシーズン中にテクノロジー製品の販売が伸びたが、消費者の間で人気だったのはパソコンではなくタブレット端末だった。タブレットにもなる1台2役のノートパソコンなど、さまざまなフォームファクタの製品が登場しており注目を集めたが、市場規模はまだ小さいという。同氏は「これら薄型軽量の製品は価格が下がりつつあり、パソコンの買い替えを促しているため、2014年は市場成長にいくらか寄与する可能性がある」とコメントしている。

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