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 V-Lowマルチメディア放送自治体連絡会(発起人代表は神戸市立外国語大学教授の芝勝徳氏)の設立総会が2014年1月29日に、東京・千代田区のベルサール半蔵門で開催された。

 連絡会は、地方ブロック別となるV-Lowマルチメディア放送と、新型デジタルコミュニティ放送が協調したり、またはアナログFM放送と連携することで地域防災と安心安全情報の一斉放送のインフラとなることを目指し、自治体と技術面、運用面、制度面の方法などを検討する場として活動する。

 全国を七つのブロックに区分けする地方ブロック向けV-Lowマルチメディア放送は、2014年夏にも福岡県から順次放送が始まる見通しである。しかし、新型デジタルコミュニティ放送の制度整備はこれからである。そこで、地方ブロック向け放送とデジタルコミュニティの「ハイブリッドモデル」を提唱する。まずは自治体とV-Lowマルチメディア放送のソフト事業者が協定を結び、エリアコードを活用するなどして、安心・安全や行政情報などを必要なときに地方ブロック向け放送で流す。デジタルコミュニティ放送が実用化した段階で、よりきめ細かな単位で情報提供が可能になるというストーリーである。

 さらに、アナログFM放送との連携を打ち出した。いわゆるV-Lowマルチメディア放送に向けた安心・安全端末ではFM放送の受信機能を搭載する予定だが、ここに放送波による強制的起動が可能な緊急告知FMラジオの機能を搭載する。これにより、災害発生時にFM波からも端末を起動し情報伝達できる体制とする。

 自治体連絡会は、「自治体会員」と「マルチメディア放送ビジネスフォーラム(自治体WGなど)」のメンバーから構成する。自治体会員は参加費無料で、参加を募集している。会場に多くの自治体関係者が訪れ、満員の状況だった。今年4月以降は、全国で自治体関係者などに向けた説明の開催を予定する。