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 日本オラクルは2014年2月6日、トランスレーショナル医療向け製品群の最新版「Oracle Health Sciences Translational Research Center 3.0」を同日より提供すると発表した。トランスレーショナル医療とは、基礎研究で得られた成果を基に新しい医療を開発し、臨床の場で有効性と安全性を確認して医療や医薬品に応用していくまでの研究過程のことを指す。

 Oracle Health Sciences Translational Research Center 3.0では、遺伝子の発現やたんぱく質の構造解析など生命情報を扱う研究分野であるオミックスおよび臨床データモデルのサイズを約2倍に拡大した。具体的には、臨床データモデルに含まれる主要テーブルの数が約35から70以上に増加し、問診、治療結果、患者家族の病歴などの属性を新たに追加した。

 オミクッスデータモデルには新たに約50のテーブルが加わり、総数が100を超えた。がんや遺伝子の突然変異に関するデータベース「Catalog of Somatic Mutations in Cancer(COSMIC)」および「Human Gene Mutation Database(HGMD)」からの組織構造と変異データにも対応しているという。

 また、既に配列が決定された代表的ゲノム配列であるリファレンスゲノムに関しても、より多くのゲノムをサポート。研究者はリファレンスゲノムと比較するだけでなく、患者のゲノムの変化を疾病のライフサイクル全体で特定し、追跡、分析できるという。さらには、ゲノム研究を臨床環境に取り入れるために重要なゲノム配列情報のフォーマット「Genome Variant Call Format(GVCF)」にも対応する。

 ユーザーインタフェースも刷新し、研究に利用できる概念を拡張。レポート作成と調査後の分析を迅速化するためのユーザーインタフェースを30用意した。また、コラボレーション機能が追加され、患者の分類条件やその他の調査結果を別のユーザーやユーザーグループと共有できるという。