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 米Comcastと米Time Warner Cable(TWC)は現地時間2014年2月13日、ComcastがTWCを買収することで最終合意に達したと発表した。Comcastは総額約452億ドルでTime Warner Cableの全発行済み株式を取得する。

 両社の取締役会はすでに承認しており、両社株主や当局などの承認が得られれば、年内に手続きを完了する見込み。

 取引は株式交換方式で行われ、TWC株式1株につきComcast株式2.875株を割り当てる。2月12日の終値で換算すると、TWC株式1株あたりの買収額は約158.82ドルとなる。

 Comcastは同買収により、TWCがニューヨーク市や南カリフォルニアなど主要地域に展開するケーブル事業や、3万カ所以上のWi-Fiスポットを獲得する。

 またComcastはTWCのサービス加入者約1100万人を獲得するが、競争上の懸念を回避するために約300万人を手放す。これによりComcastの総加入者数は約3000万人となり、多チャンネルビデオ配信者業者(MVPD)市場での加入者シェアを30%未満に抑える。

 Comcastは両社が合併することにより15億ドルの営業経費を削減できると期待している。ComcastのBrian L. Roberts会長兼最高経営責任者(CEO)は「世界クラスの企業が誕生するだけでなく、株主にとって財務的にも戦略的にも納得のいく取引だ。今後数年間に多くのシナジーと利益を生み出すだろう」と述べている。

 TWCのRobert D. Marcus会長兼CEOは「両社の合併は、株主に最大の価値を、従業員には絶大な機会を、顧客にはより優れた体験をもたらす」とコメントした。

 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、Comcastは米国ケーブルTV業界第1位、TWCは第2位とされ、TWCを巡っては業界第4位の米Charter Communicationsが買収を提案していた。Charterは数日前、TWCの次回株主総会で13人の取締役候補を擁立するとしてTWCへの圧力を強めたばかりだった。

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