PR
Marrifield(Z34xxシリーズ)とMoorefield(Z35xxシリーズ)
Marrifield(Z34xxシリーズ)とMoorefield(Z35xxシリーズ)
[画像のクリックで拡大表示]
XMM7160と7260の比較
XMM7160と7260の比較
[画像のクリックで拡大表示]
XMM7260の特徴
XMM7260の特徴
[画像のクリックで拡大表示]
モバイル向け半導体製品のロードマップ
モバイル向け半導体製品のロードマップ
[画像のクリックで拡大表示]

 米Intel社は「Mobile World Congress 2014」(スペイン・バルセロナ、2014年2月24~27日)においてスマートフォンおよびタブレット端末向けの新型のAtomプロセッサー「Z34xx」および「Z35xx」シリーズを発表した。それぞれコード名で「Marrifield」および「Moorefileld」と呼んできたものだ。いずれも22nm世代のプロセス技術で製造しており、前者がCPUを2コア、後者がCPUを4コア搭載する。Z34xxを搭載した機器はパートナーから2014年前半、Z35xxを搭載した機器は2014年後半に市場に投入されるとした。Intel社はこのSoCを「モバイル機器向けアプリの64ビット化を加速するもの」と位置付けている。

 Z34xxとz35xxは2013年2月に発表した従来のZ25xxシリーズ(コード名:Clover Trail+)と比較してプロセス技術を32nm世代から22nmに進めたことに加えて、「out-of-order実行」の新マイクロアーキテクチャー「Silvermont」を採用した。Clover Trail+まではプログラムに書かれた命令を順番に実行していく「in-order実行」のマイクロアーキテクチャーだった。out-of-orderにしたことで、先の命令の実行が終わらなくても、次の命令が実行可能なら先に処理できるため、全体として処理性能が向上する。さらに64ビットの命令セットにも対応した。なお、Silvermontアーキテクチャーを採用したAtomプロセッサーは2013年9月に「Z36xx」「Z37xx」としてハイエンドのタブレット端末向けに投入済みである。

 このほか、2014年春にLTE-Advancedに対応したベースバンド処理IC「XMM7260」を投入することも明らかにした。20MHz幅のチャネルを同時に二つ使って最大300Mビット/秒で通信するキャリアアグリゲーションに対応する。FDD/TDD-LTEのほか、W-CDMA/HSPA+、TD-SCDMA/TD-HSPA、GSM/EDGEの通信モードも用意する。23のキャリアアグリゲーションの組み合わせに一つの型番で対応したRFトランシーバーも合わせて販売する。

 会見では、今後のスマートフォン/タブレット端末向けの半導体製品のロードマップも明らかにした。2014年末にはハイエンドのタブレット端末などに向けて14nm世代のプロセス技術で製造し、さらに新しいマイクロアーキテクチャーを備えるAtomプロセッサー「Cherry Trail」(コード名)の提供を始める。2015年半ばにはCherry Trailと同じプロセス技術、マイクロアーキテクチャーのスマートフォンやタブレット端末用の「Broxton」の提供を始める。また、ローエンド機器向けには2014第4四半期にSilvermontベースのSoCと3G移動通信のモデムICを統合した「SOFIA 3G」を出荷し、2015年第1四半期にLTEモデムICを統合した「SOFIA LTE」の出荷を始めるとした。