台湾HTCは2014年2月24日、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2014」(MWC2014)に合わせてプレスカンファレンスを開催し、ミドルレンジスマートフォン「HTC Desire 816」や、スマートフォンでボランティアコンピューティングを可能とする「Power To Give」を発表した(関連記事:[MWC2014]台湾HTC、スマートフォンの処理能力を集めて科学研究に生かす技術「Power To Give」)(写真1)。
3月25日はフラグシップスマートフォンの発表か
プレスカンファレンスに登壇したHTC会長のCher Wang氏は、3月25日にロンドンおよびニューヨークで新製品の発表を行うことに改めて言及した(写真2)。Wang氏は「HTC One」、「HTC One mini」、「HTC One max」と続いてきたHTC Oneシリーズを「HTCの中でもベストセラーの製品ライン」と振り返り、3月25日の発表がそれらに続くフラグシップモデルになることを示唆する形となった(写真3)。
続けてHTC CEOのPeter Chou氏が登壇。「HTCはデザインへの投資を倍々に増やしており、プレミアムな体験を提供することにフォーカスし続けている」と語った(写真4)。また、単に機能が優れているだけでなく、「機能的かつ美しくある」ことの重要性を強調。ハイエンドの製品ライン「HTC One」シリーズのユーザー体験をより多くの人に届けるための端末として、「HTC Desire 816」を発表した(写真5)。
多くのユーザーが購入できる価格帯に位置付けられるミドルレンジ向けの端末となるが、「一切の妥協をしていない」(Chou氏)と特徴を語る。クアッドコアのSnapdragon 400を搭載し、4G LTE通信に対応。1300万画素のリアカメラはHTC Zoe技術に対応し、世界的に人気の高まっている”Selfie”(自分撮り)に適した500万画素のフロントカメラも搭載する。5.5インチのHDディスプレイを搭載、2つのフロントスピーカーと「HTC BoomSound」よる迫力のオーディオ、「HTC BlinkFeed」による独自のホーム画面に対応する。
レッド・グリーン・ブラック・グレー・ホワイトなどのカラーバリエーションを提供する(写真6)。中国では3月より、グローバルでは4月からの発売を予定する。