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写真1●約300gと超小型の屋内向け基地局である「Radio Dot」
写真1●約300gと超小型の屋内向け基地局である「Radio Dot」
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 スペインバルセロナで開催中のモバイル関連の展示会「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」。スウェーデンのエリクソンのブースでは、超小型基地局や携帯コア網の仮想化(vEPC)などが目玉の展示となっている。

 手のひらサイズの超小型基地局であるRadio Dotシステムは、ビルや地下街など屋内施設向けのシステムである。RFモジュールを含んだフロントエンド部分「Radio Dot」と(写真1)、Radio Dotを8個束ねる「Indoor Radio Unit(IRU)」(写真2)、そしてベースバンド処理を行う「Digital Unit(DU)」で構成する(関連記事:エリクソン・ジャパン、約300gと軽い超小型の移動通信基地局を披露)。

写真2●Radio Dotを8個収容する「Indoor Radio Unit(IRU)」
写真2●Radio Dotを8個収容する「Indoor Radio Unit(IRU)」
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 フロントエンド部分とIRUとの間はEthernetケーブルを用い、給電もEthernet経由で行えるというシンプルな構成となっている。製品自体は2013年10月に発表済みだが、MWC2014に合わせて英ボーダフォンやシンガポールのシングテルなど6社がトライアルを進めることが明らかになっている。日本ではソフトバンクモバイルがこのRadio Dotシステムを用いて、屋内エリアの改善に向けたトライアルを開始するという。

写真3●「Small Cell as-a-Service」。エリクソンがインフラを配備し、それを携帯電話事業者に月額で使ってもらうという一種のマネージド・サービスだ
写真3●「Small Cell as-a-Service」。エリクソンがインフラを配備し、それを携帯電話事業者に月額で使ってもらうという一種のマネージド・サービスだ
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 もう一つ、新たな取り組みとなるのが「Small Cell as-a-Service」というサービスだ。これはスタジアムや繁華街など、多くの人で混雑するエリアに対し、エリクソンが基地局を整備する。そして整備した基地局を、複数の携帯電話事業者に使ってもらうというコンセプトである(写真3)。携帯電話事業者のインフラ運用をベンダーが肩代わりする一種のマネージド・サービスと言える。例えば2020年の東京オリンピックなどで、このような新たなサービスの形を実現できる可能性があるのではないかという。