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写真●スロバキアのウイルス対策ソフトベンダー、ESETのブログ
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 スロバキアのウイルス対策ソフトベンダーESETは、Mac OS Xで稼働するアプリケーションの中に、仮想通貨「ビットコイン」の詐取を目的とした偽物のアプリが見つかったと、同社のブログで明らかにした(写真)。

 偽物が見つかったのは、「Angry Birds」(ゲーム)、「BBEdit」(エディター)、「Delicious Library」(電子書籍管理ソフト)、「Pixelmator」(画像処理ソフト)という人気の高いアプリ。いずれの偽物も、ビットコインに関係するサイトのログイン情報を盗むという。

 同社によれば、偽物はすべてファイル共有ネットワーク上で見つかったもの。ユーザーがこれらのアプリを使うときは、必ずMac App Storeなどの正規ダウンロードサイトから入手するよう訴えている。

 なおビットコインに関係する偽ソフトは、2013年後半から急増している。ビットコインはネット上で使える仮想通貨で、実態は電子データだが、買い物に使ったり、現金に交換できたりする(関連記事:あなたの「ビットコイン」が狙われる)。またユーザーが、ビットコインの運営上必要な計算処理をいち早く実行できれば、それに対する報酬も受け取れるようになっている(この行為を「発掘」という)。

 ウイルス対策ソフトベンダーのトレンドマイクロによると、ビットコインの報酬を詐取する偽発掘ソフトが2013年9月から11月までの3カ月間で約1万2000台のパソコンから見つかったという。そのうち約24%は、日本にあるパソコンだった。トレンドマイクロは、日本のユーザーが意図的に狙われた可能性を示唆している。