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 米Intel社は2014年2月24日、「Mobile World Congress 2014」(スペイン・バルセロナ、2014年2月24~27日)に合わせてAndroidとWindowsに向けたアプリケーション開発環境「Integrated Native Developer Experience」の無償提供開始を発表した。2014年2月26日時点では公開されていないが、「近日中に無償でのダウンロード配布を始める」(Intel社)としている(INDEのサイト)。

 INDEはAndroidおよびWindowsで動作する主にC++アプリケーション開発に向けた開発ツール。マルチメディア用のライブラリーやコンパイラー、パフォーマンス分析/デバッグ用のツールなど、開発から検証までに必要なツールを統合している。EclipseやVisual Studioといったシェアの高いIDEに組み込んで利用することが可能である。

 このツールが興味深いのは、Android向けに開発したアプリケーションの場合、IA-32向けにコンパイルできるだけでなく、ARM向けにもコンパイルできる点である。これまでIA-32をターゲットとするAndroidのネーティブアプリケーションを開発する場合、開発者はAndroidの標準的なネーティブアプリ開発ツール「NDK」に、Intel社が提供するIA-32用のコンパイラを組み込んでもらい、IA-32用のオプションを付けてコンパイルしてもらう形態が一般的だった。言い換えれば、IA-32向けアプリはARM向けのアプリの“おまけ”だった。

 開発者がINDEをメインのAndroid向け開発ツールとして利用するようになれば、IA-32向けとARM向けは対等な関係になり、“おまけ”状況から脱せられる可能性がある。