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 米MicrosoftのSatya Nadella最高経営責任者(CEO)は現地時間2014年3月3日、事前に報道されていた幹部陣の人事を正式発表した。CEO直属の2人のエグゼクティブ・バイスプレジデントが退社するほか、最高戦略責任者(CSO)に、数々の政治家の顧問を務めた経歴を持つMark Penn氏を任命した。

 同社を去る幹部は、Tony Bates氏とTami Reller氏。Tony Bates氏は、Skypeの元CEO。Microsoftが2011年に買収した後、同社でSkypeの責任者を務め、2013年7月の組織再編で「ビジネス開発&エバンジェリズム」の責任者になった。同氏はパソコン、半導体、携帯電話などのメーカーや、米Yahoo!といったパートナー企業との連携業務を担当しており、Nadella CEOが就任する前は次期CEOの候補と言われていた。

 Nadella CEOが3日に全従業員に宛てた電子メールによると、Bates氏は今が次の機会を探すのに適切な時期と考え、退職を決めたという。今後は先進技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるEric Rudder氏が、暫定的にBates氏の担当を兼務する。

 Tami Reller氏は、Great Plains Softwareの最高財務責任者(CFO)だった人物。Microsoftが2001年に同社を買収して、Microsoftに加わった。昨年までWindows部門担当最高マーケティング責任者(CMO)兼最高財務責任者(CFO)だったが、7月の組織再編でマーケティングの責任者になった。

 Reller氏の後任には、長年マーケティングの幹部を務めてきたChris Capossela氏が就く。これに伴いCapossela氏の肩書は、最高マーケティング責任者(CMO)兼エグゼクティブ・バイスプレジデントとなる。Reller氏は業務移管が終わるまでMicrosoftにとどまり、Capossela氏を補佐する。

 また同社ではこれまで、Mark Penn氏が「広告&戦略」担当エグゼクティブ・バイスプレジデントだったが、同氏の肩書は今後、最高戦略責任者(CSO)兼エグゼクティブ・バイスプレジデントになる。

 Penn氏は、Bill Clinton政権下で、6年にわたりホワイトハウス世論調査担当を務めた。2012年に「戦略&特別プロジェクト」担当コーポレートバイスプレジデントとしてMicrosoftソフトに加わる前は、PR会社と世論調査会社のCEO。Bill Gates氏や、Clinton元米大統領、Hillary Clinton前米国務長官、Tony Blair元英首相など著名なリーダーのアドバイザーを務めた経歴を持つ。

 米New York Timesによると、Penn氏がMicrosoftでこれまで手がけたキャンペーンには、スーパーボウル向けのCM「Empowering」や、米Googleの電子メールサービスなどを批判する「Scroogled」などがある(関連記事:「Gmailにだまされるな」、Microsoftがネガティブキャンペーン開始)。

[Satya Nadella CEOの電子メール]