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 香港の英字紙South China Morning Postは現地時間2014年3月17日、米Appleの「iPhone 5c」は中国で販売が伸び悩んでいる、と報じた。

 中国のアプリケーション解析企業Umengが行った調査によると、販売開始後4カ月目におけるiPhone 5cの全iOS端末に占める稼働比率は、2%弱だった。これに対し上位モデルの「iPhone 5s」は12%。また「iPhone 5」の稼働率はこの時点で約7%。iPhone 5はその後も伸び、2014年2月には約15%に達した。中国で現在最も人気のあるiPhoneは、1世代前のiPhone 5だと同紙は報じている。

 iPhone 5cは、2013年9月にiPhone 5sと同時に中国本土で発売された。当初アナリストらは5cについて、新興国市場に向けた廉価モデルと考えていた。だが5cの中国における価格は、16Gバイトモデルでも4488元(726ドル)で、米国価格の549ドルよりも割高。上位モデルの5sとの価格差は800元(約130ドル)しかなく、5cは低価格端末を求める多くの中国人ユーザーにとって訴求力がない、とSouth China Morning Postは伝えている。

 5cを巡っては昨年10月に、Appleがアジアのサプライヤーに対して、生産を削減するよう指示したと伝えられた。「需要が低かったか、あるいは発注量を決める際の需要見込みが大きすぎたため」というのが、その理由とされている。Wall Street Journalなどは、割高な価格設定が中国における競争力の低下につながったと伝えていた(関連記事:Apple、廉価モデル「iPhone 5c」の発注を削減、米メディアの報道)。

 なお、複数の海外メディア(Mac RumorsiFunEngadgetなど)の3月17日付の報道によると、Appleは8GバイトのiPhone 5cを18日に発売するもよう。当初はドイツや英国などでの販売となるが、同モデルは欧州だけでなく、世界で発売される可能性がある、と各メディアは伝えている。