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画面●「スパイウエア入りスマートフォン」を販売する米mSpyのWebサイト
画面●「スパイウエア入りスマートフォン」を販売する米mSpyのWebサイト
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 セキュリティベンダーの英ソフォスは2014年3月17日、スパイウエアがプリインストールされたスマートフォンが販売されているとして注意を呼びかけた。スマートフォンでやり取りされたメッセージや通話の内容、撮影した写真や動画、現在地など、あらゆる情報が知らないうちに盗まれるという。

 スパイウエア入りスマートフォンを販売しているのは、米国の「mSpy」という企業(画面)。この企業は、スマートフォンやタブレット向けのスパイウエアを販売しているとして、以前にもソフォスが公式ブログで取り上げている。

 スパイウエアの名称は、社名と同じ「mSpy」アプリ。同社が販売するmSpyアプリをインストールすれば、スマートフォンやタブレットの情報をほとんど全て盗むことができるという。違法性の高いアプリだが、mSpyでは、インストールするデバイスの持ち主に許可を得ることが前提だとしているので合法だとする。

 mSpyアプリは2~3分間でインストールが完了する。また、インストールされたmSpyアプリは、アイコンなどを消して、ユーザーに気付かれないように動作する。ただし、mSpyアプリをインストールするには、対象とするデバイスを物理的に入手する必要がある。多くのユーザーは、スマートフォンなどを肌身離さず持ち歩いているので、入手するのは簡単ではない。

 そこでmSpyでは、mSpyアプリをプリインストールしたスマートフォンを発売した。このスマートフォンをプレゼントすれば、盗聴などが可能になるとしている。具体的には、通話内容の録音や発着信履歴の盗み見、特定の番号への発信のブロック、メールやテキストメッセージおよび撮影した写真や動画などの盗み見、スマートフォンのロックやデータの消去、キー入力の記録、GPSによる現在地の特定など、あらゆることが可能になるという。

 商品としては最新機種を用意。Nexus 5、iPhone 5S、HTC One、Galaxy S4の4機種で、価格は649.99ドルから。mSpyアプリを含まない機種より200ドルほど高いという。

 このスマートフォンについても、mSpyでは相手の許可を得るよう説明し、合法であると主張している。ソフォスでは、あまりにもひどい商品であると非難。このような商品には気を付けるよう注意を促している。

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