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 トルコ政府は国内における「Twitter」へのアクセス遮断を現地時間2014年3月20日に実施したが、多数のユーザーがさまざまな手段で遮断措置をすり抜けることに成功し、ツイートを続けている。

 トルコでは統一地方選挙を3月30日に控える中、Recep Tayyip Erdoganトルコ首相の汚職を巡るツイートが多数投稿された。これに対し、同首相は「Twitterを一掃する」と宣言。特定のWebサイトへのリンクを削除するよう求める裁判所命令にTwitterが従わなかったことなどを理由に遮断措置を実施した(トルコAnadolu Agencyの報道)。

 これを受け、Twitterはショートメッセージングサービス(SMS)を介してコメント投稿する方法を3月21日に公式アカウントからツイートし、これがトルコのインターネットユーザーに一斉に広がった。トルコでは無料VPNサービス「Hotspot Shield」を利用する手段の導入も急増しているという(Wall Street Journalの報道)。

 また、米Googleは遮断を回避する手段として自社のDNSの使用を無償で提供。トルコのインターネットユーザーはGoogleのDNSのIPアドレスを示す「8.8.8.8」の落書きなどによってこの手段を伝達している(CNET News.comの報道)。

 トルコ内外におけるErdogan首相への批判はいっそう高まり、Abdullah Gulトルコ大統領はTwitterを使って「ソーシャルメディアプラットフォームの遮断は容認されるべきではない。Twitterのように世界で活用されているプラットフォームの全面的なアクセス遮断は技術的に不可能だ」と述べた(New York Timesの報道)。

 そのほか、欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)で副委員長を務めるNeelie Kroes氏は、自身のTwitterアカウントから「Twitter遮断は根拠が無く、無意味で卑怯な行動」と痛烈に批判。また、トルコ国旗上でパックマンがTwitterのロゴマークの鳥を食べようとしているデザインや、Twitterの鳥が首相にふんを落としている画像などがTwitter上に多数投稿されている。

■変更履歴
 当初の掲載時、執筆者名を誤って掲載しておりました。正しい記者は「鈴木 英子=ニューズフロント」です。お詫びして訂正いたします [2014/3/24 18:30]