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写真●TrustBind/Hybrid Storageの概要(出典:NTTソフトウェア)
写真●TrustBind/Hybrid Storageの概要(出典:NTTソフトウェア)
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 NTTソフトウェアは2014年3月25日、ファイルを複数の欠片に分割し、それぞれを複数のクラウドストレージに分散して保存するゲートウエイ型のファイルサーバー製品「TrustBind/Hybrid Storage」(写真)を発表した。4月1日から販売する。エンドユーザーや業務システムからは、裏でファイルがクラウドストレージに分散保存されていることを意識することなく、通常のCIFS/SMBファイルサーバーのように利用できる。

 TrustBind/Hybrid Storageは、複数のクラウドストレージや社内ストレージに対するゲートウエイとして機能するファイルサーバー機である。TrustBind/Hybrid Storageに対してファイルを保存すると、内部ではファイルを複数の欠片に分割し、これらを別々のクラウドストレージ(や社内ストレージ)に分散して保存する。これにより、情報漏えいに対するセキュリティを保つほか、災害に対してデータの保全性を保つ。

 ファイルを複数の欠片に分割するやり方として、NTTセキュアプラットフォーム研究所が開発した秘密分散技術を応用したとしている。仕組み上、個々の欠片だけが漏えいしても、元のファイルの内容が分からない。つまり、あるクラウドストレージから漏えいしても、セキュリティが保たれる。一方、例えば3分割したうちの二つの欠片さえあれば元ファイルを復元できるため、データの保全性が保たれる。

 ファイルの分割数は、3分割以上で任意に設定できる。一方、元のファイルを復元するために必要な欠片の数は、2個以上であれば任意の数を設定できる。同社の推奨構成は、「3分割または4分割で運用し、2個の欠片が揃うと復元できる」というもの。

 利用可能なクラウドストレージは、4月1日のサービス開始時点では、Amazon S3と、Amazon S3互換ソフトのCloudianをベースとした「Bizホスティング・クラウド・エヌObject Storage」(Cloudn)の二つである。近日中に、Windows AzureとGoogle Driveを利用できるようにする。

 価格(税別)は、容量10Tバイトのデータを3分割して3事業者に分散保存した場合に年額360万円。なお、この価格には、ストレージ(ゲートウエイサーバー)のハードウエア/ソフトウエア費用のほかに、クラウドストレージ(Amazon S3、Cloudn、Windows Azure)の利用費用が含まれる。販売目標は、今後3年間で5億円。