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写真●インドのタタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)のN.チャンドラセカラン代表取締役社長兼CEO
写真●インドのタタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)のN.チャンドラセカラン代表取締役社長兼CEO
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 「日本の先進的な顧客を開拓する野心はずっと持っていた。今回の提携によりその野心を実現する」。インドのタタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)のN.チャンドラセカラン代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者、写真)は2014年4月22日、三菱商事と国内のITサービス会社を統合する件で記者発表会を開き、こう発言した。

 チャンドラセカランCEOに3社統合の経緯について聞くと、「三菱商事と2012年に合弁会社を設立し、一歩一歩関係を深めてきた。その中でより価値のある提案をする可能性を考え、今回の3社統合の結論に至った」と話した(関連記事)。

 新会社については、「日本でのプレゼンスと、タタ・グループの持つ、グローバル対応力や技術力などが強みになる」と説明した。「すべての業種の顧客を開拓したい。アプリケーション開発からパッケージ導入、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ビッグデータなどの先進技術への対応など、全方位でサービスを提供していく」(チャンドラセカランCEO)。

 今後、さらに日本のITサービス会社を合併・買収する可能性について聞くと、チャンドラセカランCEOは「まずは、当初の新会社の体制でやるべきことがあると考えている」と述べるにとどめた。

 三菱商事とTCSは、両社のグループ企業である日本のITサービス会社、合計3社を統合する。新会社の営業開始は2014年7月1日。統合の対象は、三菱商事グループのアイ・ティ・フロンティア、TCSの日本法人であるタタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン、三菱商事とTCSJの合弁会社である日本TCSソリューションセンターだ。

 新会社の出資比率は、TCSが51%、三菱商事が49%。2400人超の従業員を抱え、売上高6億米ドル(1ドル=102.5円で換算すると約615億円)を超える見込みだという。