PR
写真●NTTレゾナントのクラウド型モバイル検証サービス「Developers AppKitBox - Remote TestKit」の新機能デモの様子
写真●NTTレゾナントのクラウド型モバイル検証サービス「Developers AppKitBox - Remote TestKit」の新機能デモの様子
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTレゾナントは2014年4月22日、都内で記者発表会を開催し、同社のクラウド型モバイル検証サービス「Developers AppKitBox - Remote TestKit」の機能強化を発表した(写真)。「Thrift API」と「ブラウザ版サービス」の二つの機能を追加。同日から利用できる。

 Developers AppKitBox(DAKB)は、NTTレゾナントが提供するスマートデバイス開発者向けの支援サービス群。Remote TestKitはDAKBのサービスメニューの一つで、スマートフォン実機を使った遠隔検証環境を提供する(関連記事:「グループ最大開発者の強み生かす」NTTレゾがAndroid開発者向け支援サービスを開始)。

 追加した二つの機能のうち、企業向けのスマートデバイス対応アプリやシステム開発者にとって目玉となりそうなのが「Thrift API」の提供だ。Thrift(Apache Thrift)は、米Facebookが開発したRPCフレームワークで、これに準拠したAPIを用意することで、外部サービスやOSSとの連携が容易になる。具体的には、外部サービスやOSSから同APIを呼び出すことで、Remote TestKitが備える「端末のレンタル」「画面キャプチャ」「仮想adbの有効化」などの機能を直接扱えるようになる。

 「JenkinsなどのCI(継続的インテグレーション)ツールと連携させることで、ソースコード修正後、ビルドからスマートフォン実機を使ったテスト、テスト結果の画面やログ取得などまでを一気に自動実行できるようになる」(NTTレゾナントの小澤英昭サーチ事業部長)。いったんアプリが完成した後も、運用をしながら継続的に開発サイクルを回し続ける、いわゆる「DevOps」環境の構築に役立つという。

 その他NTTレゾナントでは、同APIの利用例として「新しい機種がリリースされるたびに、自社サイトのWebページをキャプチャして画像ファイル化し、運用チームに自動でメール送信するようなシステムの構築」なども挙げている。アプリ開発部隊だけでなく、運用部隊やWebデザインチームなどにとっても、同APIの活用によりさまざまな業務効率化のメリットが得られるとしている。

 もう一つの新機能である「ブラウザ版サービス」は、2013年12月から機能と端末を限定したベータ版サービスとして提供していたもの。対応機種と機能を大幅に拡充し、正式サービスとして提供開始した。対応ブラウザーはベータ版サービスではGoogle Chromeのみだったが、正式版ではInternet Explorer、Firefox、Safariもサポートした。

 ブラウザ版サービスでは、端末のレンタルや遠隔操作、アプリの遠隔インストールなどRemote TestKitが備える多くの機能を専用クライアントと同様に利用できる。画面の描画速度や応答性も専用クライアントに劣らないレベルだとしている。ただし、「現状はログのリアルタイム更新やadb(android debug bridge)コマンドを使った操作など、専用クライアントと比べて一部制限されている機能がある」(NTTレゾナント)という。

 Remote TestKitの利用料金は、月額制使い放題の「フラットプラン」が月額5万円から(同時利用端末数が1台の場合、税別)、必要とする時間だけ料金を支払って利用する「チケットプラン」が1時間900円(税別)からなどとなっている。一つのアカウントで、クライアント版とブラウザ版の両方を利用できる。