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写真●NECの遠藤信博社長
写真●NECの遠藤信博社長
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 NECは2014年4月28日、2014年3月期の連結決算を発表した。売上高は2013年3月期比0.9%減の3兆431億円で、営業利益は同7.4%減の1062億円となった。スマートフォン事業の撤退やNECモバイリングの非連結化などで、減収減益となった。

 最終利益は337億円と、同10.9%増。NECビッグローブ(現ビッグローブ)売却で特別利益を約270億円計上した一方で、スマートフォン事業から撤退したことなどで、特別損失として事業構造改善費用を約220億円計上した。

 記者会見した遠藤信博社長(写真)は、「特別損失を計上したことで(携帯電話端末事業についての)課題を解消し、今後の損失リスクが無くなった」と強調した。  

 官公庁向けや公共向けのシステム構築が好調だった「パブリック」セグメントの売上高は、2013年3月期比8.5%増の7384億円、営業利益は同96億円増となる586億円を計上した。「エンタープライズ」セグメントも、流通・サービス業向けが堅調に推移し増収増益となった。

 「テレコムキャリア」セグメントの売上高は、2.3%増の7258億円。海外通信事業者向けの「TOMS(通信事業者向け運用管理システム)」が好調で、国内の落ち込みを補った。

 「システムプラットフォーム」セグメントでは法人向けPCの販売が好調で、売上高は7808億円と前の期比で4.9%増えた。Windows XPのサポート終了に伴い、「(法人向けPCの販売が)2014年1~3月期は前年と比べて倍近い水準となった」と、川島勇最高財務責任者は述べた。

 一方、「その他」セグメントは携帯電話端末の出荷台数減が響き、売上高は23.3%減の5259億円。携帯電話端末事業は、2014年3月期通期で160億円の赤字になった。