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 三菱東京UFJ銀行は2014年4月30日、定期自動送金サービスを担うシステムにトラブルが生じ、当日中に振り込みができない事象が発生したと発表した。約2万3000件の契約について、合計約30億円が振込先に入金できなかったという。

 トラブルが起きたのは、決まった振込先に対して定期的に定額を振り込む「定期自動送金サービス」。4月30日付けの振り込みの一部が送金できなかった。システムに「想定外の処理が発生した」(広報)ためだ。

 定期自動送金サービスのシステムは、振込日の前日に、1000件単位で契約内容をチェックし、送金処理を実施している。前月分の振り込みで同サービスを解約した契約については、当月分からは送金の必要はないものして扱われる。

 具体的には、契約内容のチェックにおいて、契約の継続が確認できたものは、翌日朝に送金処理が実行されるが、確認できないものについては、解約したものとして「データなし」として処理する。このチェック処理は、1000件連続で「データなし」と確認すると、終了する仕様となっている。

 2014年4月30日付けの送金に関して、チェックの対象となったのは6万4162件。本来ならば、チェック処理を65回繰り返して正常終了する予定だった。ところが処理の途中、1000件連続で「データなし」と判定する事象が発生した。この時点で処理が仕様通り終了してしまい、未処理だった約2万3000件について、送金ができなかった。「1000件を超える解約があった可能性がある」(広報)という。

 三菱東京UFJ銀によると、5月1日以降の処理について、同様の事象が発生することはないという。