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 モバイルメッセージングアプリケーション「KakaoTalk」を運営する韓国Kakaoが韓国ポータル大手Daum Communicationsと合併すると、複数の海外メディア(米Wall Street Journal米Bloomberg英Reuters英Financial Timesなど)が、現地時間2014年5月26日に報じた。合併によりWebとモバイル分野で、一層の地位強化を図る。

 手続きは株式交換方式で行われる。新会社は名称を「Daum Kakao」とし、10月に上場する予定。ただし合併成立には、両社株主などによる承認を得る必要がある。

 Daum Kakaoは4300万株を新規に発行し、Kakao株主が新会社の約3分の2を保有する。Kakaoの創業者で最大株主でもあるKim Beom-Su氏が、新会社の22.2%を保有する最大株主となる。

 株式交換は、Kakaoの企業価値を3兆1000億ウオンと評価するもので、合併後の新会社の企業価値は4兆ウオンになるとも見積もられている。

 Kakaoは2015年に新規株式公開(IPO)を実施する計画だったが、「IPOの手続きに時間をかけているうちに、競合社に遅れをとってしまうことが懸念だった」とKakaoのLee Sir-goo最高経営責任者(CEO)は述べている。2014年4月時点で、KakaoTalkの登録ユーザーは1億4000万人。一方、韓国ポータル最大手Naverの「LINE」は、4億人以上のユーザーを抱えている。

 なお今年2月には、米Facebookがモバイルメッセージングアプリケーションの米WhatsAppを約160億ドルで、楽天が無料通話サービス「Viber」を手がけるキプロスViber Mediaを9億ドルで、それぞれ買収することを発表している(関連記事1:Facebook、メッセージングアプリ「WhatsApp」を約160億ドルで買収へ、関連記事2:楽天がViberを9億ドルで買収、楽天経済圏を5億人に、固定電話への通話無料キャンペーンも)。