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Appleに買収されたことを公開した米Beats ElectronicsのWebサイト
Appleに買収されたことを公開した米Beats ElectronicsのWebサイト
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 米Appleは現地時間2014年5月28日、米Beats Electronicsを買収することで両社が合意したと発表した。Beatsはヘッドホンやスピーカーなどオーディオ製品を手がけるほかストリーミング音楽サービス「Beats Music」も運営しており、Appleは総額30億ドルでハードウエアと音楽サービスの両事業を獲得する。手続きは2014年第4四半期に完了する見込み。

 Beatsは、米Interscope Geffen A&M Records会長のJimmy Iovine氏と、ヒップホップミュージシャンでプロデューサーのDr. Dre(Andre Young氏)が2008年に立ち上げた。「b」のロゴマークが入った高価なヘッドホンは音楽業界やスポーツ界の著名人に愛用されている。人気ミュージシャンがデザインしたカスタム商品やファッションデザイナーとの限定コラボレーション商品なども注目を集めている。

 今年1月に開始したBeats Musicはサブスクリプション方式のストリーミングサービスで、ユーザーごとにシチュエーション、時間帯、好みに応じたパーソナルな音楽体験を提供する。

 買収に伴い、Iovine氏とYoung氏はAppleに加わる。買収後、Beatsのオーディオ製品はApple直営店やオンラインストアなどを通じてさらに多くの国で販売していく予定。

 AppleのTim Cook最高経営責任者(CEO)は、「音楽は我々の生活にとって重要であり、当社においても特別な位置を占めている」とコメント。

 Iovine氏は「私は常に心の中で、Beatsのあるべき場所はAppleだと思っていた。Beats設立のアイデアは、Appleの文化と技術を統合するたぐいまれな能力に触発されたものだ」と述べている。

 また、Appleインターネットソフトウエアおよびサービス部門担当執行バイスプレジデントのEddy Cue氏は「Beatsが加わることで、Appleの音楽事業はさらに優れたものになり、無料ストリーミング配信の『iTunes Radio』、定額制音楽サービスのBeats Music、音楽販売の『iTunes Store』がそろう」と述べた。

 AppleのBeats買収については、5月8日に複数の海外メディアが「買収額32億ドルで交渉中」と報じていた(関連記事:Apple、32億ドルでBeats Electronicsを買収か)。

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