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 教育研修会社のチェンジ(東京・渋谷)は2014年6月9日、「データサイエンティスト育成検討事務局」を設立し、データサイエンティストの育成体系・スキル定義を策定することを発表した。事務局にはIT企業やアナリティクス・サービスを提供する企業が参加し、育成体系やスキル定義、人材像モデルを、各企業が自由に活用できる形式で公開する。

 最近では「データサイエンティスト」という肩書きを名刺に記すケースも増えているが、スキルや人材像の定義は明確ではない。定義を明確にすることで、ユーザー企業が分析人材を育成したり、アナリティクス・サービスを利用したりしやすくなる効果が期待できる。

 事務局ではデータサイエンティストのスキルを、

  1. ビジネスモデルの創造や成功事例の適用と実装を中心とした「ビジネスインサイト」
  2. データ分析モデルの創造や統計技術の適用と実装に携わる「アナリティクス」
  3. データ活用インフラの創造やデータの選定・収集・蓄積を担う「エンジニアリング」

に大別。それぞれのレベルを5段階で整理した。

 またモデル人材としては、4パターンを定義した。

  1. ビッグデータについて基本的な知識を理解し、プロジェクト関係者に説明できる「データサイエンティストベーシック」
  2. ビッグデータを活用した新しいビジネスモデルを策定し、自ら率先して実ビジネスに展開する「ビッグデータコンサルタント」
  3. ビッグデータを活用した統計分析経験を豊富に持ち、ビッグデータモデリング/シミュレーションができる「ビッグデータアナリスト/モデラー」
  4. ビッグデータの技術を組み合わせ、最適な構成を提案したり、その創造や開発を担える「ビッグデータエンジニア」

 分析手法やビッグデータ関連技術の専門家だけではなく、ビッグデータの基本的な知識をビジネスの現場に生かす人材なども、データサイエンティストの一つのパターンとする。

 事務局長はチェンジの高橋範光取締役が務める。日本ユニシス、NTT データユニバーシティ(東京・目黒)、ウイングアーク 1st(東京・渋谷)など6社のメンバーで構成される。