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 米レッドハットは現地時間2014年6月10日、企業向けLinuxディストリビューションの新版「Red Hat Enterprise Linux 7」(RHEL 7)をリリースした。RHEL 6のリリース(2010年11月)以来、約3年7カ月ぶりのメジャーバージョンアップとなる(その間にマイナーアップデートは5回実施。2013年11月リリースのRHEL 6.5が最新)。

 OS全体にわたって多数の新機能追加や機能強化が図られているが、特に目立つ変更として、「デフォルトファイルシステムの変更」と「システム/サービス管理デーモンの入れ替え」の二つが挙げられる。

 デフォルトファイルシステムは、従来のext4からXFSに変更された(Anacondaを利用したGUIベースインストール時)。ただし、代替ファイルシステムとしてext4やBtrfsなどをユーザーが選択することも可能だ。システム/サービス管理デーモンは、RHEL 6でシステム起動処理を担っていた「Upstart」に代わり、サービスの起動・停止も含めたシステム全体を管理する仕組みを備えた「systemd」を採用した。

 RHEL 6.5で採用したコンテナー型仮想化技術「Docker」も引き続き標準で搭載する。その他、Active Directoryとの連携機能なども強化されている。サポートは、RHEL 6と同様に、10年間のサポートが標準で提供される。追加で3年間の延長サポートを受けることも可能だ。