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写真●Oracle Database In-Memoryの概要
写真●Oracle Database In-Memoryの概要
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 米オラクルは2014年6月10日(米国時間)、インメモリーデータベース機能「Oracle Database In-Memory」を7月に提供開始すると発表した。同社のデータベース製品「Oracle Database 12c」に対応する全てのハードウエアで利用できる。

 Oracle Database In-Memoryは2013年9月、ラリー・エリソンCEOがお披露目した機能で、「データウエアハウス(DWH)系のクエリー処理が少なくとも100倍は速くなる」としていた(関連記事)。その後、9カ月にわたり数百社の顧客やISVパートナーなどの評価テストを経て、今回の提供開始へ至った。

 Oracle Database In-Memoryの特徴は大きく二つある。一つは、「デュアルフォーマット」を採用していること(写真)。ロー(行)型とカラム(列)型という二つの形式でメモリー内にテーブルを持つ。データの更新や挿入・削除といったオンライントランザクション処理(OLTP)は、ロー型テーブルに対して行う。一方、DWHなど大量データの分析処理では、カラム型テーブルからデータを読み込み、スピードアップを図る。ロー型テーブルのデータを変更した際は、カラム型テーブルに自動で反映される。

 もう一つの特徴は、Oracle Database In-Memoryの利用に当たって、アプリケーションの変更が不要なことだ。オプティマイザーがクエリーを解析し、ロー型とカラム型どちらのテーブルにアクセスすればよいか自動で判別する。

 商用のインメモリーデータベースは独SAPの「SAP HANA」が先行し、米IBMや米マイクロソフト、オラクルが後を追う展開にある。マイクロソフトが「SQL Server 2014」でインメモリーOLTP向け新DBエンジン「Hekaton(ヘカトン)」を投入するなど、各社の開発競争が激しくなっている。