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 2014年6月13日と14日の両日、ソニーモバイルコミュニケーションズの最新ウエアラブルデバイス(SmartBandとSmartWatch2)などを利用した、ハッカソンが大阪市の起業支援施設である大阪イノベーションハブで開催された(写真1)。

大阪で開催されたXperia Wearable Hackathon
会場は、グランフロント大阪内にある起業支援施設「大阪イノベーションハブ」
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 今回のハッカソンのテーマは、「ライフスタイルを変えるウエアラブル」。参加者は、たくさんのアイデアを出し合い、そのアイデアをもとにグループに分かれ、最終日の発表会で実装済みのアプリを披露した。

 100個以上出されたアイデアの中で実装されたのは、眠くなったときにアラーム通知し、体を動かすことでアラームを止められる目覚ましアプリ、箸の動きに合わせて所作を教えてくれる箸と箸置きのセット、伝えたい文字や画像を表示するマスク、走るテンポに合わせて曲を選んでくれるジョギング支援サービスである。

 目覚ましアプリは、SmartBandを手足に装着しておくことを前提としている。手足の動きが止まり、眠ってしまったと判断されると、スマートフォンのアラームが起動する。アラームは、手足を激しく振り続けないと止まらないため、目が覚めるという仕組みだ。

 箸と箸置きセットでは、箸自体にSmartBandのセンサー部(Core)が埋め込まれているという設定である。センサーが手の動きを検知。箸の所作の正誤を判定して、箸置きとして使うSmartWatchに正しい動かし方などを表示する。

 マスクでは、表面に曲面ディスプレイを貼り付けて、ユーザーに代わって意思表示するというアイデア。店頭で「レジ袋入りません」、手術中に「メスを渡せ」と文字表示するという利用シーンが示された。

 ジョギング支援サービスは、体の動きと連動した音楽再生アプリ。ジョギングを始めないと音楽が再生されない、ジョギングのペースによって選曲を変えるなどの機能を持たせた。

 参加者および見学者による投票の結果、目覚ましと箸が同点となったが、代表者のじゃんけんにより、箸を開発したチームおはしが優勝、目覚ましを開発したチーム猫が準優勝となった(写真2、3)。

優勝したチームおはしの2人(写真左)と準優勝のチーム猫の2人(写真右)
入賞賞品としてソニーモバイルの「SmartBand」が提供された
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アイデアソンには吉田アナが参加

 6月13日のアイデアソンには、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏が参加した。アナウンサーである同氏は、スマートフォンアプリに関するラジオ番組を企画するなど、アプリへの造詣が深い。最近は、各種のウエアラブルデバイスを使いこなしており、アイデア出しを後押しした。

 吉田氏の参加以外にも、今回のハッカソンにはさまざまなシカケが用意された。

 アイデア検討時には、いきなりアイデアを出すのではなく、まずは使うシーンを想定。その利用シーンが近い人たちを集めて、そのグループ単位でアプリを検討するようにした。これにより、同じ思考を持つ人たちを集め、議論が活発化されるようにした。さらに、この段階で出されたアイデア概要に参加各人が質問することで理解を深めていき、グループを再編するという流れとした。

 ハッカソンの成果物としては、実装されたアプリのほか、商品を説明できるホームページや、事業プランも必須とした。これにより、あたかも商品があるかのような仕上がりになるほか、プログラマー以外のデザイナーやプランナーも最初から最後まで楽しめるようになる。成果発表会でも、開発品への理解が深まる効果がある。

 今回のハッカソンは、スマートフォンのアプリコンテストAndroid Application Award(A3=エーキューブ)2014の関連活動として行われたもので、いずれも応募作品として登録される。同様のハッカソンは、今後全国4カ所での開催が予定されている。次回は、6月21日と22日に東京・銀座で行われる(紹介サイト)。