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 経済産業省は2014年6月20日、「データ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会」の第1回を開催した(写真1)。同協議会は、企業間でのデータの共有、活用を通じた新ビジネスの創出を促すために経済産業省が2014年6月9日に設立した。第1回協議会には、研究者や企業の担当者が300人以上参加。データ活用に取り組む企業や組織が事例などを紹介した。

写真1●データ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会、第1回の様子
写真1●データ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会、第1回の様子
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 協議会設立の背景と趣旨は、経済産業省商務情報政策局情報経済課長の佐脇紀代志氏が説明した(写真2)。経済産業省ではデータやITを活用した産業の成長には3段階あるとしている。第1段階は従来型のIT産業。第2段階はIT専業以外の企業でも自社で取得したデータを利用して自社の製品やサービスの価値向上に取り組んでいる状態を指す。

 第3段階はさらに発展して、異なる産業や企業、団体がデータを共有して協業することで新たな産業やビジネスを生み出せる状態を指す。経済産業省ではこの第3段階を「データ駆動型(ドリブン)イノベーション」と名付けた。

 第3段階で革新を生み出すには、例えば、利用したいデータの在りかが分からない、個人データをどの範囲まで利用してよいか判断できない、経営者の視点からはデータ共有のリスクと利益が明確ではないといった懸念を払拭する必要がある。協議会では、参加者同士で情報交換や協業、課題解決を進めることにより、新たな産業やビジネスモデルの創出を狙う。

写真2●協議会の設立について解説する経済産業省商務情報政策局情報経済課長の佐脇紀代志氏
写真2●協議会の設立について解説する経済産業省商務情報政策局情報経済課長の佐脇紀代志氏
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