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 第1回協議会では、アドバイザーとして国立情報学研究所の喜連川優所長、慶應義塾常任理事で慶應義塾大学総合政策学部の國領二郎教授、慶應義塾大学環境情報学部長の村井純教授が登壇。「例えばこれからは各種のセンサーから情報が得られるようになるが、データ量が膨大すぎて全てを保存しておくのは難しい。これは『宝の山』ではあるものの、これらのデータを使って何をするのか考えていかないと、取得したデータを活用できない。組織の壁を超えて知恵を集められる今回の取り組みは頼もしく感じる」(村井教授)などとコメントした。

 その後、データ活用の事例や取り組みが紹介された。東京大学の大澤研究室は、データ交換を促すために、保有するデータのうち隠したい要素を表に出さなくても交換し合える「データ市場」と呼ぶ社会システムが必要と主張。同大学の松尾研究室は、Twitterでのつぶやきをセンサーとして捉えて、地震や事故の状況を調べる取り組みを紹介した。

 協議会と同様に異業種間でのデータ共有・活用を探る組織として設立されたデータエクスチェンジ・コンソーシアム(写真3)は、活動を発展させてデータ交換のための「データエクスチェンジプラットフォーム(仮称)」を実現するとの構想を示した。データサイエンティスト協会(写真4)は、代表理事の草野隆史氏が登壇。データ共有・活用以前に、データ分析を担う人材が不足していると指摘。人材の定義や育成の支援をするために動き出したことを説明した。

 このほか、ネットイヤーグループやホットリンクなどもそれぞれが提供するサービスやデータ活用の取り組みについて解説した。

写真3●データエクスチェンジ・コンソーシアムの概要
写真3●データエクスチェンジ・コンソーシアムの概要
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写真4●データサイエンティスト協会の全体像
写真4●データサイエンティスト協会の全体像
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