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 ネーム入りユニフォームは特殊な商品だ。ユニフォームそのものと、「マーキング」と呼ぶ商品とを組み合わせたものだからである。マーキングとは、選手名や背番号などをユニフォームに圧着することを指す。そのため、シンプルな機能しか持たなかった旧検索エンジンでは、検索結果をうまく表示できなかった。

 W杯が迫っていた2014年3月、HMVやゴルフダイジェスト・オンラインのECサイトに検索機能を提供するゼロスタートに、検索エンジンの刷新を委託することに決めた。「臨機応変にカスタマイズに応じてくれる点が決め手だった」(松村主任)という。

 新しい検索エンジンでは、複数のキーワード入力に対して、ネーム入りユニフォームなどを検索結果として表示できるようにした。そのほか、辞書機能を利用して表記揺れに対応したり、ゼロスタート独自のマッチング処理技術を用いて、誤ったキーワードを入力しても正しい検索結果を表示できるようにしている。今後、チューニングを重ね、さらに精度を向上させる予定だ。

 既に効果は出始めている。サイト内検索は昨年の5倍に増えているという。「W杯期間中なので正常値とは言えないが、確実に検索機能の利用は増えている」と、松村主任は説明する。残念ながら、サッカー日本代表はW杯グループリーグで敗退してしまった。ただし、加茂商事がECサイトのリニューアルで狙った効果が出始めるのはこれからだ。