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 米Yahoo!が、YouTubeのコンテンツ制作を手がける米国の新興企業、Fullscreenに対し買収提案を行ったと複数の海外メディア(英Reuters米ZDNetなど)が英Sky Newsの報道を引用し、現地時間2014年6月27日までに伝えた。

 Fullscreenは、元Googleの幹部で、YouTube Partner Programの立ち上げに携わったGeorge Strompolos氏が2011年に設立した会社。本社は米カリフォルニア州ロサンゼルス。同社はYouTubeチャンネルのコンテンツを制作しており、その月間視聴回数は30億回以上に上るという。報道によると、Yahoo!はFullscreenに対し2億5000万ドルの買収額を提示した。同社を買収することで若年層の利用者拡大を狙っているという。

 Fullscreenに対しては、米News Corpの元幹部Peter Chernin氏が率いる投資会社、米The Chernin Groupなどがすでに出資している。The Chernin GroupはFullscreenの全株式取得を目指しているという。報道によると、第三者による3億ドル以上の買収提案がなかった場合、The Chernin GroupがFullscreenを買収することで両社は合意している。

 ただ、ZDNetによると、FullscreenがThe Chernin Groupの買収提案を受け入れるかどうかは分からない。もしYahoo!の買収交渉が成功すれば、Yahoo!にとって動画コンテンツ配信事業の後押しになる。Yahoo!ではMarissa Mayer最高経営責任者(CEO)就任以降、経営立て直しを急いでおり、今夏にもYouTube対抗サービスを立ち上げるなどと伝えられている(関連記事:米Yahoo!、モバイルメッセージアプリ「Blink」を買収)。