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 テレビ放送ストリーミングサービスの米Aereoは、米最高裁判所での違法判決を受け、一時サービスを中断することを決定したと同社ホームページで告知した。サービス加入者全員に最終月のサービス利用料を払い戻す。

 Aereoは、テレビ放送をインターネット経由でストリーミングするサービスを展開している新興会社。同社サービスが著作権を侵害しているとして大手テレビ局やテレビ制作会社が起こした訴訟で、最高裁は現地時間2014年6月25日に、下位裁判所の判断を覆し、Aereoのサービスは著作権法違反にあたるとの判決を下した。Aereoがサービスを中止したため、ユーザーは6月28日午前の時点でサービスを利用できなくなっている(米Wall Street Journalの報道)。

 米New York Timesによると、Aereoのサービスでは、小型アンテナをユーザーに貸し出し、アンテナが地上波テレビ放送を受信してスマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン、ネット対応テレビでのストリーミング視聴を可能にする。クラウドベースのDVRサービスも組み合わせ、テレビ番組を保存することも可能。月額利用料は8~12ドル。10都市以上でサービスを展開し、ユーザー数は50万人弱と見られる。

 AereoのChet Kanojia最高経営責任者(CEO)は告知の中で「裁判所の意見を聞き、次の段階の綿密な計画を立てる」としている。訴訟は下位裁判所に差し戻される。