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写真●JMP 11.2の分析画面例(出典:SAS Institute Japan)
写真●JMP 11.2の分析画面例(出典:SAS Institute Japan)
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 SAS Institute Japanは2014年7月8日、マウス操作でデータから結論を導き出す探索型のデータ分析が可能な統計データ分析ソフトの新版「JMP 11.2」(写真)を発表、同日出荷した。新版では、現行メジャーバージョンのJMP 11向けとしては初めて、オンラインヘルプとマニュアルを全て日本語化した。

 JMPは、マウスを用いた対話型の操作によって統計値やグラフを表示させることで、解析対象のデータに存在するパターンを可視化するソフトである。単なる数値が並んだ表や静的なグラフからは得られない洞察が得られるとしている。こうした、試行錯誤によってデータから結論を導き出す手法は、探索型データ分析と呼ばれる。

 稼働OSはWindows Vista以降またはMac OS X 10.6以降。外部データベース(SAS、ODBC)やExcelファイルからデータを取り込み、これを分析用に整えて、インメモリーで分析する。大きなテキストファイルから標本を抽出する機能も備えており、大きすぎてパソコンのメモリーに収まらないようなファイルでも中のデータを探索できる。

 基本的なデータ分析(変数を一つずつ調べる一変量分析)では、いったん分析対象となる列を特定すると、変数の尺度に従ったグラフや統計量を自動的に作成する。例えば、連続尺度のデータなら、ヒストグラムや箱ひげ図に分位点を作成する。名義尺度や順序尺度のデータなら、棒グラフや度数表をすばやく作成する。

 主な機能として、実験計画(因子を意図的に変化させたときに応答も変化するかどうかを観察する)、統計モデル(データをシグナルとノイズに分けることで、傾向やパターンを明らかにする)、what-if分析(因子を選択し、その水準を動的に調整することで、応答への影響を即座に確認できるようにする)、製品や部品の寿命予測、消費者および市場調査、などが利用できる。

ヘルプとマニュアルを全て日本語化

 今回の新版では、2013年9月に出荷を開始した現行のメジャーバージョンであるJMP 11としては初めて、オンラインヘルプとマニュアルを全て日本語化した。マニュアルはオンラインで参照できるほか、印刷版のマニュアルを購入することも可能である。

 印刷版のマニュアルは、構成に応じて2セットを用意した(印刷マニュアルの価格は、いずれも8%消費税込み)。

 (1)「基本セット」は、『はじめてのJMP』、『JMPの使用法』、『基本的な統計分析』、『グラフ機能』、『基本的な回帰モデル』の全5冊をセットにしたパッケージであり、価格は1万9980円。

 (2)「アドバンスドセット」は、『プロファイル機能』、『実験計画(DOE)』、『発展的なモデル』、『多変量分析』、『品質と工程』、『信頼性/生存時間分析』、『消費者調査』、『スクリプトガイド』の全8冊をセットにしたパッケージであり、価格は2万7000円。

 なお、JMPの価格(税別)は、年間ライセンスの場合、1ユーザーで14万8800円、3ユーザーで29万5200円、10ユーザーで79万9200円、など。