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図1 2014年7月1日に実施した組織改定
図1 2014年7月1日に実施した組織改定
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図2 国際共同制作の窓口一本化のイメージ
図2 国際共同制作の窓口一本化のイメージ
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 WOWOWの代表取締役社長の和崎信哉氏は2014年7月10日の定例会見で、7月1日付で実施した組織改定(図1)について説明した。同社は今回の組織改定で新たに「統合企画部」を設置している。

 統合企画部を設置した理由について、「もう一度マーケットインの視点でサービスやコンテンツを見直す必要があると思っている。全社的にマーケットインの考え方の下で組織や事業運営を変えるため」と説明した。統合企画部は、営業部門や編成部門などが持つデータを集中的に管理し分析したうえで、マーケットインの視点から事業展開の方向性を打ち出す。その方向性を踏まえて、営業部門や編成部門、マーケティング部門などが具体的な取り組みを進める。

 今回の組織改定では、デジタルコンテンツ部の編成局への移管も行った。デジタルコンテンツ部については、「第一義的には顧客が最も求めているWeb回りのサービス充実に取り組んでもらいたい」とした。営業局に移管されたデジタルリレーション部に関しては、「デジタルの活用によって顧客との接点を最大化する役割を期待したい」と述べた。

 このほかに国際共同制作の窓口を編成局に設置した。これまで国際共同制作については担当の部局が個別に動いていたが、窓口を一元化する(図2)。

 同日の会見では、2014年度 6月末の累積加入件数は264万3624件で、第1四半期ベース(3カ月間)の増減数は4820件減となった。「当初の見込みよりもやや上振れしており、ほっとしている」とした。

 対前月比では新規加入件数が8万1100件、解約件数は3万7158件、純増数は前年同月比4万3942件増となった。4年に1度の欧州サッカーの大会「UEFA EURO」が開催される年以外では、6月の新規加入件数の8万件越えと純増数の4万件越えは初めてという。和崎氏は、「ドラマ、音楽、スポーツのそれぞれで良い番組があり、これらがうまく噛みあった結果」と分析した。

 取締役 編成、制作、事業担当の牧野力氏は、2014年10月からのオリジナルドラマ放送枠の拡充を発表した。同月から従来の日曜22時からの放送枠に加えて、土曜日22時からの放送枠を新設する。「日曜日の放送枠では社会派サスペンスドラマを、土曜日には恋愛ドラマやホームドラマなど様々な作品をWOWOWならではの映像と表現でお届けする」とした。

 取締役 マーケティング、営業担当の大高信之氏は、2014年度に取り組むテーマについて述べた。テーマの一つは、「WOWOWを初めて見る純粋新規加入者の増加」である。「例えば音楽ライブファンに向けてSNSを動線に使った加入プロモーションを実施するなど、ターゲットに合ったアプローチをしていきたい」という。もう一つのテーマとして、「加入維持の施策の精査」を挙げた。「既にある加入動機の分析結果を基にして、顧客のフォロー施策を考えていきたい」「例えばドラマに関する加入動機を見ると、今のところ男性はストーリーを挙げる人が、女性にはキャストを挙げる人が多い。こうした嗜好を踏まえたうえで対策を実施したい」などと述べた。