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写真1●呼出受信機と自動発行機の利用イメージ(出典:NEC)
写真1●呼出受信機と自動発行機の利用イメージ(出典:NEC)
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写真2●呼出受信機の運用例(出典:NEC)
写真2●呼出受信機の運用例(出典:NEC)
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写真3●埼玉県立がんセンター新病院のホスピタルストリート(提供:NEC)
写真3●埼玉県立がんセンター新病院のホスピタルストリート(提供:NEC)
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 NECは2014年7月11日、外来患者に呼出受信機を貸し出すことで診察待ち時間を自由に使えるようにするパッケージシステム「患者呼出システム」(写真1)を病院向けに販売開始した。価格(税別)は、呼出受信機500台を含む標準価格で8950万円。NECがSIを担当し2014年1月に稼働を開始した埼玉県立がんセンターの構築事例をパッケージ化して外販する。

 患者呼出システムは、外来患者に診察待ち時間を自由に使ってもらうためのシステム。無線LANを搭載した携帯型の呼出受信機を貸し出すことで、患者が病院内のどこにいても、待合室への入室や診察の順番が回ってきたことを知らせることができる(写真2)。呼出受信機の位置情報を利用することで、呼び出したが待合室にきていない患者の診察を後回しにする、といった運用もできる。

 呼出受信機は、患者呼出システムのために独自に開発した、専用の無線LAN端末である。患者一人ひとりが院内で携帯して利用する。これにより、病院内のどこにいても、待合室への案内メッセージを受信できる。さらに、診察時には診察室への案内メッセージを、診察後の会計時にはその旨の案内メッセージを受信できる。

 パッケージは呼出受信機のほかに、受付時に呼出受信機を自動で払い出す「再来受付自動発行機」、電子カルテなどのシステムと連携して呼出受信機を制御する「呼出管理装置/呼出制御装置」、患者情報と患者呼出システムを連携させるための初期設定を行う「受信機発行登録装置/初診用受信機発行機」で構成。システム導入時には、事前に電子カルテシステムとのデータ連携が必要になる。

 パッケージの価格は、呼出受信機×500台、再来受付自動発行機×2台、呼出管理装置/呼出制御装置×1台、受信機発行登録装置/初診用受信機発行機×1台の場合で、標準価格が8950万円から。別途、電子カルテ連携のためのSI費用やネットワークインフラが必要。

埼玉県立がんセンターの事例をパッケージ化

 なお、患者呼出システムは、NECがSIを担当し2014年1月に稼働を開始した埼玉県立がんセンターの事例をパッケージ化して外販するもの。埼玉県立がんセンターでは、呼出受信機を1000台、受付時に自動で呼出受信機を払出す自動発行機を3台導入している(写真3)。

 NECが手がけた患者の呼び出しシステムの事例は、今回の埼玉県立がんセンターが初である。NECによれば、外来患者向けの呼び出しシステムの事例は全国で30件程度であり、その多くはPHSを使ったもの。無線LANを使って位置情報を取得/活用している例は5件程度しかないとしている。