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カンボジア:政府がKhmerOS開発,コールセンターも


カンボジアNational Information Communications Technology Development Authority(NiDA)のNoy Shoung氏
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カンボジア政府が開発したオープンソースのパッケージKhmerOS開発
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 カンボジアでは2005年を「Year of Free/Open Source Software (Year of the Penguin)」として,FOSSマスター・プランを実行してきている。国立情報通信技術開発公団(National Information Communications Technology Development Authority,NiDA)にFOSSリサーチ&サポート・センターを設立した。センターにはコールセンターが設けられており,オープンソースに関する相談を電話などで受け付け,オンライン・サポートを行っている。

 また,職員に対する,SUSE Linux,OpenOffice.org,Firefox,Thunderbirdなどのトレーニングを行っている。

 カンボジアのローカライズ版LinuxがKhmerOSである。LinuxでもWindowsでも利用できる,OpenOffice.org,Firefox,Thunderbirdといったソフトウエアとクメール語フォントなどのパッケージだ。クメール語版キーボードも開発されており,OpenOffice.orgで利用できるようになっている。

ミャンマー:2010年までのICTマスター・プランに盛り込む


ミャンマー コンピュータ連盟(Myanmar Computer Federation,MCF)会長 U Thein Oo氏
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 ミャンマーでは,2006年から2010年にかけてのICT(Information Communication Technology)マスター・プランに,オープンソース戦略とアクション・プランが盛り込まれている。オープンソースは,電子政府プロジェクトにおけるメジャーなプラットフォームになっており,RDIS,IDIS,gPMS,eDMSといったシステムに採用されているという。

 ミャンマー コンピュータ連盟(Myanmar Computer Federation,MCF)プレジデント U Thein Oo氏によれば「多くの企業がMicrosoft環境のソフトウエアをオープンソース環境に移植しており,オープンソースは最初にアプリケーションを作成するプラットフォームとして選ばれることが多くなっている」という。

 オープンソース技術者は不足しているが,情報通信技術トレーニング機構(Information and Communication Technology Training Institute,ICTTI)が日本の補助によって設立され,年間200人を受け入れ研修を行う予定だという。

フィリピン:POSITIVE(Philippine Open Source InitiaTIVE)


フィリピン国立コンピュータセンターから参加したNieva S. Neri氏
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POSITIVE(Philippine Open Source InitiaTIVE)のWebサイト
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 フィリピンから参加したのは国立コンピュータセンターのNieva S. Neri氏。

 フィリピンでは多くのオープンソース関連プロジェクトが行われている。POSITIVEはPhilippine Open Source InitiaTIVEの略だ。大学向けのオープンソース教育カリキュラムを作成し,2007年までに100校の参加,45のインターンシップ企業の組織化を目指している。

 ng Bayanは,政府職員向けの安価なパソコンを開発するプロジェクト。ASTI (Advanced Science and Technology Institute)はBayanihan Linux Server v3.1を開発し配布している。気象予報やCICT (Commission on ICT)とNCC (National Computer Center)が行っているeGovernment Portal ProjectやeLGU Project,eGovt Center of Excellence,eNutritional Portal,Community eCenters,e-Skwela,iSchool Projecなどにもオープンソース・ソフトウエアが利用されている。公立学校向けにLinuxやオープンソース・オフィス・スイートのサポートを提供するプロジェクトもある。

 ユーザー・コミュニティにはPLUG(Philippine Linux User’s Group)などがある。1993年に発足,800人以上の会員がいるという。

ネパール:ネパール語版「NepaLinux」


ネパール コンピュータ・アソシエーション OSSコミッティ コーディネータ Prashant Lal Shrestha氏
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 ネパールでは2005年12月,ネパール語にローカライズされたLinux「NepaLinux」の1.0 Beta版がリリースされ,現在バージョン1.1になっている。ネパール語辞書と,ネパール語版OpenOffice.orgが搭載されており,ライブCD版もある。また国立情報技術センター(National Information Technology Center,NITC)とネパール警察がオープンソース・ソフトウエアを利用したアプリケーションを開発している。

 コミュニティとしてはlinuxnepalFOSS Nepal Communityなどがある。