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ネットワーク越しにソフトウエアを利用するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスが勢い付いている。2004年以降一気にサービスが充実。システム間連携が容易になったことで,ユーザー数は倍増した。ソフトウエア・ベンダーも参入し始めた。(高橋 秀和=日経コミュニケーション

 「ユーザー数は毎年倍増し続けている」。ASP最大手,セールスフォース・ドットコムの宇陀栄次社長はこう語る。好調なのはセールスフォースだけではない。ある業務アプリケーションのASPでは,ユーザー数がこの2年で1万数千から3万超と,予想以上に伸びたという。

 一方,ASPサービスの数も増えている。業界団体のASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン(ASPIC Japan)によると,2003年初頭から2006年5月までの3年半でASPサービスの数は一気に2倍以上に膨らんだ。このうち約9割は,業務アプリケーションを提供するASPサービスである。

ソフト・ベンダーもASPに本腰

 こうした動きを受けて,パッケージ・ソフトのベンダーもASP事業に乗り出し始めた。2006年4月には,SAPジャパンがCRMソフトのASPサービス「SAP CRM On-Demandソリューション」を開始。米国ではオラクルが米シーベル・システムズを買収し,CRMのASP事業を引き継いだ。米マイクロソフトもERP(統合業務システム)のASPサービスを2007年第2四半期に開始する。

 今後は,より広範囲の業務アプリケーション・ソフトやミドルウエアがASPサービスの形で提供されるだろう(図1)。

図1●ASPサービスの連携により,柔軟なシステムのスピード導入が可能に
図1●ASPサービスの連携により,柔軟なシステムのスピード導入が可能に