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個人情報保護法,日本版SOX法など,データ管理体制への要求は厳しさを増す一方だ。企業ユーザーが打つべき最善の策と目されるのが,すべてのデータをセンターに集約する「ストレージ・セントレック」の実現だ。

 いわゆる「日本版SOX法」では,個人情報保護法に比べ,はるかに広範囲のデータを適切に管理することを求められる(図1)。その強力な対策の一つと目されるのが「ストレージ・セントレック」だ。

 ストレージ・セントレックとは,「サーバーとストレージをセンター拠点に集約する手法」のこと。社内のすべての情報を,センター拠点に設置した一つのストレージ・システムに集約することで,情報管理を徹底できる。

 日本版SOX法への対応は,もはや待ったなし。「適用時期の2008年3月に間に合わせるには,2006年の年明け直後から検討を始める必要がある」(東京エレクトロンの上善良直・コンピュータ・ネットワーク事業部マーケティング・グループ統括リーダー)。

図1●データの集約を迫られるシステム部門
図1●データの集約を迫られるシステム部門
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 ただし,データを1カ所に集約することにはリスクも伴う。万が一,センター拠点で地震が発生すれば,情報システムが全滅するからだ。しかしこれに「ディザスタ・リカバリ」を組み合わせれば,リスクをメリットに変えられる。データを1カ所に集めた上で遠隔拠点に複製した方が,より短い時間で業務を再開できるからだ。

 この場合,バックアップ拠点には,センター拠点の機能を代替できるだけのサーバーやストレージを用意し,センター拠点とWAN回線で接続する。センター拠点の更新データは,一定の時間間隔でバックアップ拠点側に反映する。こうすれば,万が一センター拠点で事故が発生しても,ユーザーはネットワークの接続先を切り替えるだけで済む。