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 日経マーケット・アクセスが企業の情報システム担当者を対象に行った調査で,2006年10月の「IT予算執行率INDEX」をシステムの分野別に見たところ,前回-7.1%(全体平均は-4.5%)と突出して予算未達(未消化)率が高かった「新規システム開発」が,今回は-0.7%(全体平均は-6.3%)と,ほぼ予算通りに戻った。

 10月の予算執行率INDEXが全体平均より低いのは,「経営戦略系システム」の-9.2%(前回は-5.5%,前々回は-4.7%)と「CRM・顧客関連システム」の-6.7%(前回は-2.7%,前々回は-0.8%)。今回調査(10月実績)ではこの2分野だけが突出して未消化率が高く,他には未消化率が4%を超す分野はない。業務アプリケーション分野では「生産管理システム」が予算超過でプラス1.8%(前回は-3.9%,前々回は-2.1%)だった。

 ハード/ソフト別では,「ハードウエア購入」が今回ほぼ予算通り(-0.2%),ソフトは-2.8%という結果になった。前回はハード-1.8%/ソフト-2.5%,前々回はハード/ソフトとも-1.5%となっており,ハードウエア購入の予算執行が進んだ割に,ソフトウエア購入は予算に比べて停滞気味である。

◆注
 調査実施時期は11月上旬~中旬,調査全体の有効回答は2566件,うち情報システム担当者の有効回答は648件。
 本文中の「予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は,選択式回答の「50%超の未達」を-65%,「20%~50%の未達」を-35%,「10%~20%の未達」を-15%,「10%未満の未達~10%未満の超過(ほぼ予算通り執行)」を0%,「10%~20%の超過」を+15%,「20%~50%の超過」を+35%,「50%超の超過」を+65%に換算して加重平均した。

図●2006年10月のシステム分野別平均IT予算執行率