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 日経マーケット・アクセスが企業の情報システム担当者を対象に行った調査で,2006年10月の「IT予算執行率INDEX」を回答者の企業規模(下記注釈参照)ごとに比較した。

 「300人未満」の小規模ユーザーは平均-7.3%,「300人以上~1000人未満」の中規模ユーザーは同-6.8%で,ともにわずかながら全体平均(-6.3%)より予算未達(未消化)率が大きい。これに対して「1000人以上」の大規模ユーザーは-3.4%で,やや予算消化率が高いという結果になった(ただし統計的に有意と言えるほどの差ではない)。

 これには,「300人未満」と「300人以上~1000人未満」のユーザーでは「50%超の未達」がいずれも1割強を占めているのに対して,「1000人以上」のユーザーではほぼ半分の5.3%しかないことが影響している。前回調査との比較では「300人未満」のユーザーでの「50%超の未達」が前回の5.6%から今回11.7%に増え,逆に「50%超の超過」が前回の6.2%から今回1.9%に減少した。また「1000人以上」のユーザーでは「ほぼ予算通り」が前回の50.0%から今回58.5%に増えたのが目立つ。

◆注
 調査実施時期は11月上旬~中旬,調査全体の有効回答は2566件,うち情報システム担当者の有効回答は648件。
 本文中の「予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は,選択式回答の「50%超の未達」を-65%,「20%~50%の未達」を-35%,「10%~20%の未達」を-15%,「10%未満の未達~10%未満の超過(ほぼ予算通り執行)」を0%,「10%~20%の超過」を+15%,「20%~50%の超過」を+35%,「50%超の超過」を+65%に換算して加重平均した。
 「企業規模」は,「回答者が担当・関与する情報システムを利用している就業者数(従業員,パート/アルバイト,派遣就業者を含む)」について聞いたものである。

図●2006年10月の企業規模別IT予算執行率