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 日経マーケット・アクセスが行った企業情報システム担当者調査で,回答者が執行・承認権限を持つ2006年10月~12月四半期のIT予算の前年同期比を,適用業務やITインフラの分野,ハード/ソフト別などで聞いた。全体平均の前年同期比は4.9%増だったが(18日付け記事参照),分野別に聞いた設問ではすべての分野で平均値がこの4.9%増を上回るという結果になった。

 適用業務では「SCM(サプライチェーン管理)系」が2006年9月調査から続き今回も前年同期比増加率約30%増。しかし前回と違って,「人事・給与」「経営戦略系」など2番手以下は同約20%増と,「SCM系」に大差をつけられた。インフラ系は「アプリケーション(システム)間連携基盤系システム」が同17.1%増と順調な伸びを示したが,3カ月前の調査で15%以上のだった「ネットワーク系(WAN,LAN,電話)システム」が今回は同6.4%増,「インターネット系(情報発信,電子商取引,マーケティング)システム」が同5.9%増に急落。その他の各分野も前回の18%~27%増が今回は10%~17%増の範囲に下げた。「新規開発」「既存システムの再構築」「運用・保守開発」はほぼ前回並み。「ハード」,「ソフト」だけは,2006年9月調査ではともに平均5%以下の微増から,今回は10%弱の増加となり右肩上がりだった。

◆注
 調査実施時期は2006年12月上旬~中旬,調査全体の有効回答は6066件,うち情報システム担当者の有効回答は1294件。本文中の「IT予算の前年同期比の平均」は,選択式回答の「完全に削減」を-100%,「昨年同期の50%未満にまで削減」を-75%,「50%以上80%未満にまで削減」を-35%,「80%以上90%未満」を-15%,「90%以上110%以内」を0%,「110%超120%以内」を+15%,「120%超150%以内を+35%,「150%超200%以内」を+75%,「200%超」を+125%,「昨年同期の予算はゼロ」を+200%に換算して加重平均した。平均値は+4.9(%),標準偏差は76.5(%)だった。
 分野別のITインフラ系のうち,「情報系システム」はグループウエアや情報共有システム,「ネットワーク系システム」はWAN,LAN,電話,「インターネット系システム」は情報発信,電子商取引,マーケティング関連のシステムを指すものとして回答を求めた。

図●最新四半期(2006年10月~12月)IT予算の昨年同期比(分野別)