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 英国の職業訓練機構である英e-skills UKは現地時間2月27日,情報通信技術(ICT)関連の従業員の採用などを担当する1000人以上を対象に調査した結果を発表した。その結果,雇用主の59%は従業員を採用する際に技術関連の学位の有無を重要だと考えていないことが明らかになった。実際に,ICT分野で働く大卒者のうち,同分野に関連する学位を持つ従業員の割合は39%だけだった。

 e-skills UKの最高責任者であるKaren Price氏は,「専門知識を持つ新しい人材を情報通信技術の従業員として迎えることは,同分野の再開発と成長に不可欠である。ICT以外の学科の卒業者は,従来のコンピュータ関連のコースにはない,ビジネス,プロジェクト,コミュニケーション,対人能力といった分野の技術を備えている場合が多い」とコメント。同氏は,「IT関連の学位は,現在のITと通信業界で成功するために必要とされる幅広い能力を反映する必要がある」と指摘している。

 同氏によれば,IT技術だけでなくビジネスにも力を入れた情報技術管理の学位(ITMB:Information Technology Management for Business)などの能力が求められており,2007年末までに英国の12大学でITMBの取得が可能になるという。

 そのほかにも,雇用主の55%は大学での成績を「重要」または「非常に重要」だと考えていることが分かった。ただし,出身校を「重要」または「非常に重要」だと考えている雇用主は4%に満たなかった。

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