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 米Gartnerは3月7日,SaaS(Software as a Service)市場に関する調査結果を発表した。それによると,SaaS市場は2006年の63億ドル規模から,2011年末には193億ドル 規模へと,急成長を遂げる見通しという。今後5年で3倍以上になる計算だ。

 一方,米メディアのInternetNews(InternetNews)によると,2006年のSaaS市場は前年と比べ26%成長した。今後5年間の年平均成長率は25%になる見込みである。

 Gartnerの調査では,SaaSが当初はCRM(顧客関係管理)や人的資源管理などの分野で導入されていたのに対して,最近は購買や法規制対応といった分野での利用が進んでいるとしている。ただし,同社リサーチ担当副社長のBen Pring氏は,「現時点でSaaS市場から得られる収益は限られているため,市場参入に精力的なのは大手ITソューション・プロバイダより小規模な新規ベンダーだ」と指摘する。

 さらに同社は,SaaSの普及はソフトウエアの開発,導入,管理に関するプロセスが成熟してきたことの証であると分析。そこで利用される新技術や開発プロセスの向上によって,ソフトウエア開発そのものが以前より工業化されているという。Pring氏は,「ITサービスが製造業に類似してくると,コストが安価な海外に開発現場が移り,価格が低下する可能性がある」と見ている。

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