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 ノーク・リサーチが実施している「中堅・中小企業のIT導入実態調査」。その2006年の調査結果を分析し,15回に渡って連載していく。



データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(1)調査結果からも読み取れる景気回復
 ノーク・リサーチが実施している「中堅・中小企業のIT導入実態調査」も,日経BPのサイトでは今年で3回目の掲載となる。2006年もその調査結果を14回に渡って連載していく。今回は,「2006年版 中堅・中小企業のIT導入実態」の概要を紹介する。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(2)ERPは年商100億円以上で導入率3割超
 基幹系業務システムは一般的には,「財務・会計管理」「販売管理」「人事管理」「生産管理」の4つを指すことが多い。以下,これら4つにERP(統合業務パッケージ),DWH(データ・ウエアハウス)の2つを加えた,6つのアプリケーションについて,導入率と検討中の企業比率を見てみよう。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(3)グループウエアは情報共有のデファクトへ
 グループウエアは,企業の情報共有ツールとして必須のアプリケーションになりつつある。導入率は2005年で57.2%,2006年で59.6%に達している。企業規模別に見ると,特に年商100億円以上の中堅企業での導入率は,77.8%と約8割に達している。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(4)導入進まぬ戦略系アプリケーション
 今回は「販売,営業,生産などのコアビジネスで利用される戦略系アプリケーション」を取り上げたい。結論から言うと,戦略的アプリケーションの導入はここ数年横ばいで推移している。極端なことを言えば,オフコン時代とあまり「代わり映えがしない」のである。これは一体,なぜなのかを考察したい。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(5)サーバーOSはWindowsの寡占状態
 中堅・中小企業におけるメイン・サーバーで利用されているサーバーOSは,圧倒的にWindowsとなっている。これらメイン・サーバーの用途は基幹系業務が中心であり,オフコンに置き換わる形で導入されている。かつてのオフコン・ディーラーの多くは,オフコンの代わりにWindowsを採用したサーバーを扱っており,当然の流れとして,中堅・中小企業のデファクトOSはWindowsになっている。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(6)Linuxは単機能サーバー用OSとして一部で共存
 「Windowsの対抗馬」として騒がれたこともあるLinuxだが,中堅・中小企業のメイン・サーバーのOSとしては,ほとんど顕在化していないサーバーOSのひとつに過ぎないことが,今回の調査結果から明らかになった。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(7)サーバーOSについての面接結果
 ノーク・リサーチでは,中堅・中小企業のサーバーOS利用実態のアンケート調査の結果を受けて,WindowsとLinuxを利用しているユーザー8社を選定し,面接調査を実施した。その結果は定量調査の結論である「中堅・中小企業のサーバーOSにおけるWindowsのデファクト性」を,さらに裏付けるものだった。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(8):順調にシェア伸ばすラックマウント型サーバー
 中堅・中小企業で利用されているサーバーをプロセサ搭載数で分類すると,1個のプロセサを搭載する「1wayタイプ」が59.0%。これにデュアルコアの7.9%を加えると合計67.0%となり,サーバーの大勢を占める。また「2wayタイプ」は17.2%で,2005年の23.7%から大きく割合を落としている。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(9):サーバー設置場所は半数がサーバールーム
 きょう体の小型化で,サーバーの置き場所はサーバールームだけでなく,事務所内のデスク脇,あるいはデスク上などへ広がっている。しかし,それに伴う弊害も出ている。熱の発散及びそれを防ぐためのファンの出す騒音などだ。今回は,サーバーの小型化,高密度化といった形状変化にともなう設置場所や騒音などの弊害について,実態を見てみよう。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(10)上位5社がしのぎ削るサーバーのベンダーシェア
 IAサーバーのベンダーシェアには,近年大きな動きがある。従来,この分野はNECの独壇場である。NEC以外のベンダーでは,富士通や日本IBMが基幹系システム中心にシェアを確保しており,部門サーバーやアプライアンス系の追加・新規導入ではデル,日本ヒューレット・パッカードの攻勢が近年続いている。2位以下のベンダーシェアは混沌としており,住み分けというより陣取り合戦の様相を呈している。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(11):サーバー導入プロセスは7割がIT部門中心
 今回の調査で中堅・中小企業の回答者属性を見ると,中堅・中小企業の約7割以上が「専任のIT部門」を置いているのが分かる。専任体制を敷いていることや,IT部門が独立した部門として進化していることは評価できる。しかし一方では,未だに旧態依然とした業務システム専従部門として,オフコン時代の「EDP室」的な役割にとどまっているところも多いようだ。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(12):社内からの情報漏えい対策はまだまだ
 中堅・中小企業でも,ウイルスをはじめとする外部要因へのセキュリティ対策は,ここ数年でほぼ完了した感がある。コンピュータ・ネットワークの存在を前提としたビジネス環境では,ウイルス対策はもはや最低限のルールとなっている。しかしその一方で,社内からの情報漏えいなど,業務プロセスの不備などが原因で発生するセキュリティ問題に関しては,対応が遅れている。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(13)サーバー導入要因のトップはリプレース
 サーバーの導入計画は2002年をピークに,2004年に底を打つまで漸減傾向となっていた。その後次第に回復し,今回の2006年調査では明確にプラスに転じている。中堅・中小企業においても,景気回復がようやくIT投資に反映される結果となったようだ。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(14)サーバー・ベンダーへの満足度は総じて高い
 中堅・中小企業のサーバー・ベンダーに対する期待度,満足度は総じて高い。しかも差は少なく,特定ベンダーに対して「劣っている」などのマイナスイメージはほとんど無いのが現状だ。サーバー製品そのものの差別化は,極めて難しいとも言える。


データで見る中堅・中小企業のIT導入実態(15)ベンダーの効率優先で付加価値享受できず
 コンピュータは最も気軽で便利なコミュニケーションの手段であり,情報集積するのに適したツールであることは間違いない。しかし,その一方で「ITは企業経営にどう役立っているのか」を考えると,中堅・中小企業のIT化は驚くほど進んでいない。その背景にあるのが,中堅・中小企業向け商談へのベンダーの「手離れの良い売り方を最優先する」という基本方針だ。