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 欧州委員会(EC)はベルギーで現地時間3月29日,欧州連合(EU)加盟国内における通信市場に関する調査結果を発表した。それによると,EUの携帯電話契約件数はその人口を超え,人口比103%の普及率になったという。2006年の契約台数は4億7840万台で,EU全体の売上高は前年比4.6%拡大した。

 普及率が最も高かった国はルクセンブルクで171%。2位はイタリアで134%。3位はリトアニアで133%だった。

 インターネットのブロードバンド接続契約数は2006年に2000万回線増加し,EU全体で普及率が15.7%に達した。ブロードバンド普及率は,オランダとデンマークが高く,それぞれ29.8%と29.4%だった。両国は韓国とともに世界のブロードバンド普及率トップ3に入っている。また,EU加盟国のうち7カ国が米国の普及率を上回った。

 ECは,こうした通信市場の成長を後押しした要因として,欧州における通信規制の緩和によるサービス料金の低下と質の向上を挙げている。EU通信委員会コミッショナのViviane Reding氏は,次のように述べた。「EUの通信規制を変更して市場を開放した結果,価格の引き下げやより質の高いサービスなど好ましい競争が生まれ,市場全体の成長につながった」

 その一方で,通信市場全体で見た場合,2006年における2.3%の成長率と5%の追加投資は満足のいく結果であるものの,欧州全体の競争力はまだ十分に高いとは言えず,より競争力の高い改善策を迅速かつ継続的に導入して,独立した監査機関をより積極的に活用していく必要があるとしている。

[発表資料1]