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 米Gartnerは米国時間4月4日,世界の半導体市場に関する調査結果を発表した。それによると,2006年の売上高は2627億ドルで,前年の2383億ドルから10.2%増加した。「パソコン向けプロセサなどの従来市場の成長が減速する一方で,DRAMと無線通信向け製品の急成長によって半導体市場全体が好調を維持した」。Gartnerリサーチ・ディレクタのJohn Barber氏はこう分析する。

 半導体メーカーの首位は米Intelが維持したが,売上高は304億3700万ドルで前年から12%減少した。売上高縮小の要因として,サーバーおよび消費者製品向け分野で米AMDにシェアを奪われたことのほか,半導体市場全体の価格競争激化が挙げられる。ただしGartnerは,2007年に立ち上がる「Core 2 Duo」や「Xeon 5100」などの新製品で,Intelは市場シェアを伸ばすとみている見る。

 トップ10社で売上高が大きく成長したのは,韓国Hynix Semiconductor(前年比39.9%増)とドイツInfineon Technologies(同28.4%増)だった。

 なお,AMD成長率は86.1%と驚異的だが,これは2006年に買収したカナダATI Technologies(関連記事)を含めたデータである。2005年のAMDとATIの合計売上高と比較すると,実際の成長率は30%を下回る。

■2006年における売上高ベースの半導体トップ10(単位:100万ドル)
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   順位         ベンダー                   2006年         成長率
2005年 2006年                         売上高 市場シェア     
------------- ---------------------   --------------------------
  1      1    Intel                   30,437     11.6%   -12.0%
  2      2    Samsung Electronics     20,138      7.7%     9.8%
  3      3    Texas Instruments       11,984      4.6%    18.4%
  6      4    Infineon Technologies   10,533      4.0%    28.4%
              (Qimondaを含む)                         
  5      5    STMicrolectronics        9,854      3.8%    10.9%
  4      6    東芝                     9,783      3.7%     8.9%
  9      7    Hynix Semiconductor      8,007      3.0%    39.9%
  7      8    ルネサス テクノロジ      7,900      3.0%    -2.5% 
 14      9    AMD                      7,434      2.8%    86.1%
 11     10    Freescale Semiconductor  6,049      2.3%     8.0%
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 --     --    その他                 140,571     53.5%    11.8%
 --     --    合計                   262,690    100.0%    10.2%
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出典:Gartner Dataquest(2007年4月)

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