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 日経マーケット・アクセスが行った企業情報システム担当者調査で,回答者が執行・承認権限を持つ2007年1月~3月四半期のIT予算規模を聞いたところ,「平均の予算額(四半期予算平均額INDEX)」(算出方法は下記注釈参照)は約3840万円,前回2006年12月調査の約2150万円の約1.8倍だった。

 前回調査の対象は年度の第3四半期(2006年10月~12月)でIT投資の年間変動でみると谷間(年度全体のIT業界の売上高の約20%)の時期。今回は年度末でIT投資のピーク,年度全体の需要の約3分の1が集中する時期に当たる。昨日5月1日公開の記事で,前回,今回とも前年同期比5%~6%増と安定した伸び率を示しており,ほぼ順当な結果といえよう。

 前回2006年12月調査では「3000万円~5000万円」から「3億円以上」までの合計が14%弱だった。今回はこの「3000万円以上」クラスが21.3%と拡大。さらに,前回調査で10.4%だった「1000万円~3000万円」も今回は15.6%に増えた。あわせると,前回は約24%だった「四半期予算1000万円以上」クラスが,今回は約37%に増えている*1。

 逆に「100万円未満」が前回の34.4%から今回は28.7%,「100万円~300万円」も13.7%から8.2%と5ポイント以上減少した。

◆注
 調査実施時期は2007年3月中旬,調査全体の有効回答は811件,うち情報システム担当者の有効回答は336件。
 本文中の「平均の予算額(四半期予算平均額INDEX)」は,選択式回答の「本四半期はゼロ」を0,「100万円未満」を50万円,「100万円以上300万円未満」を200万円,「300万円以上1000万円未満」を650万円,「1000万円以上3000万円未満」を2000万円,「3000万円以上5000万円未満」(4000万円に換算),「5000万円以上1億円未満」(同7500万円に換算),「1億円以上3億円未満」(同2億円に換算),「3億円以上」(同4億円に換算)に換算して平均した。平均値は3843.4(万円),標準偏差は8828.2(万円)だった。

*1 2006年10月調査以後のこの調査では,全社システムにIT予算執行・承認権限を持つ回答者だけでなく,部門や事業所,ワークグループ単位のIT投資にだけ執行・承認権限を持つ回答者も4割弱含んでいる(回答者が担当するシステムの範囲/分野参照)。前々回2006年9月調査は,全社システム担当者のみを対象にした調査だったので直接比較しにくいが,「四半期予算3000万円以上」の比率は33.3%,「1000万円以上」が57.3%だった。

図●最新四半期(2007年1月~3月)のIT投資予算の平均値(回答者が予算執行・承認権限を持つ範囲の総額,n=122)