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 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行っている調査では,最新あるいは注目のIT関連キーワードを毎月三つずつ挙げて,その認知度,業務への影響と利用の状況について聞いている。2007年3月調査では,「フォレンジック」「Wiki」「BCP(業務継続計画)」を取り上げた。

 「BCP(業務継続計画)」は業務への影響度で回答者の35%が「自分の業務と深い関わりがある」,5割弱が「今は関わりがないが,将来関係するかもしれない」とし,合計83.1%。「仮想化ソフト」(2007年2月調査)や「ITIL」(2007年1月調査),「シンクライアント」(2006年11月調査)に近い高率だった。利用状況も,「全社的に運用」が10%強,「一部で運用」と「一部で試験運用」を加えると27.2%で,「ブレード・サーバー」(2006年12月調査)や「BPM(ビジネス・プロセス管理)」(2006年10月調査)と似た傾向を示した。

 「Wiki」は認知度は高く,「業務に通用する知識あり」と「ある程度理解」を合わせると5割強。「仮想化ソフト」や「ブレード・サーバー」に近い。しかし業務への影響度は「自分の業務には関係ない」が約38%と高く,スコア換算では2.51。業務への影響度スコアが過去最低だった「WiMAX(2.42)」(2006年12月調査)並みの評価である。利用状況も「導入/利用計画はまだ具体化していない」が77%と高く,「シンクライアント(1.57)」や「Ajax(1.55)」(2007年2月調査)と似たスコア(1.52)になった。

 セキュリティ対策技術の一つである「フォレンジック」は,認知度が目だって低い。「聞いたことがない」が64%と高率で,逆に「業務に通用する知識あり」は過去最低の約2%。認知度のスコア換算は1.76で,「SaaS(1.98)」(2007年2月調査)や「ITIL(2.00)」を下回った。しかし業務への影響度は「深い関わりがある」が27.6%,「将来関係するかもしれない」を加えると7割弱と,比較的高い。利用状況は「全社的に運用」と「一部で運用」が合計10%強,「一部で試験運用」と「導入を計画中」がそれぞれ10%前後。2006年11月調査の「IA-64」や2007年1月調査の「EA(エンタープライズ・アーキテクチャー)」に近い分布である。

◆注
 調査実施時期は2007年3月中旬,調査全体の有効回答は811件,うち情報システム担当者の有効回答は336件。
 「認知度」は四択の質問で「業務に通用する十分な知識がある」を5,「内容をある程度理解している」を3.67,「名前だけは聞いたことがある」を2.33,「聞いたことがない」を1点にスコア換算した。
 同様に「業務への影響」は三択で「自分の業務と深い関わりがある」を5,「今は関わりがないが,将来関係するかもしれない」を3,「自分の業務には関係ない」を1点に換算。
 「応用/利用状況」は五択で「全社的に運用されている」を5,「一部の部門,業務で運用されている」を4,「一部の部門,業務で試験的に運用されている」を3,「導入を計画している」を2,「導入/利用計画はまだ具体化していない」を1点に換算した。

図1●情報システム担当者の最新キーワードの認知度・業務への影響・利用状況

図2-1●情報システム担当者の最新キーワードの認知度

図2-2●情報システム担当者の最新キーワードの業務への影響

図2-3●情報システム担当者の最新キーワードの利用状況